くちばしのケア & たいせつなこと
マーリンのマーコはとても神経質で、普段から大人しく据えられる子ではないので
なるべく嘴のケアをしなくて良いように、くちばしが伸びないように、骨付きの肉をかじらせるようにしていました。
でもやっぱりどうしても伸びてしまって
気づいたらこんな 魔女の鼻みたいなくちばしになってしまった。
こうなると、マーコも気になるようで、ずっとジェス(足革)に嘴をこすりつけて研いでいる。
いよいよくちばし切るか…
ということで旦那とやることにしました。
最初に、キャスティングジャケットを装着。
まず、私がマーコを据え、暗い所に連れて行く。
旦那が後ろからマーコの肩(羽根の付け根)を持ち、羽根を広がらないよう押さえる(このあたりは保定法を参考に)。
ココがすばやくできるかが、その後どれくらい時間をかけられるかを決める。
保定したら、フードをかぶせ、そのままキャスティングジャケットにくるむ。
旦那が、羽根を保定したままキャスティングジャケットにうつぶせに横たえ、私がジャケットのテープを体に巻きつけて固定。
す巻き状態になったら、作業開始。
ここからは時間との勝負。
どのくらい時間をかけずに手早くやるかが最重要。
旦那が集中して作業する間、私は常に時間、呼吸、鳥の顔色を見て、「1分経過」や「呼吸が荒い」と報告。
このとき失敗だったのは
まず暗がりで保定するのに時間をかけてしまったこと。
この時点で相当なストレスをかけ、心拍をあげてしまった。
そして処置の時間も長かった。
保定で3分、処置に3分くらいは費やしたかな…
マーコは保定後ずっと興奮して鳴いていたけど
私は「まだ大丈夫」と思った。あと少しで終わるから…と。
マーコが拘束されてから 5-6分だったと思う。
でもその時間ずっと興奮状態だったマーコにはとても長い時間だったのだろう、
突然「オエ…」と
苦しそうに何かを吐きだすしぐさを始めました
これはかなり危ない、と私も旦那もとっさに気付き、すぐにキャスティングジャケットを外し、マーコをいつものパーチに戻しました。
でも、マーコの様子は戻らない。
ずっとハァハァと荒い呼吸をして、羽根を拡げて、
足はフラフラとパーチに止まっているのがやっとの状態。
熱中症になってしまったかと思い、急いで霧吹きで脇のしたあたりに水をかけ
体を冷やしました。
でもマーコはその後も、呼吸が荒く、目がうつろで、足はふらふら。
もしかしたらマーコだいじょうぶじゃないじゃないか・・・そう思いながらペットシーツを見て…
胸がギュッとなりました。
マーコは、非常に悪い、といわれるライムグリーン色の便をしたのです。
オスのマーリン、ナナが亡くなる直前も、こういう便をしていました。
これはマーコの体に想像以上のことが起こっていると思いました。
つづく・・・
Falconry Equipment STOOPER
http://www.stooper.jp/
なるべく嘴のケアをしなくて良いように、くちばしが伸びないように、骨付きの肉をかじらせるようにしていました。
でもやっぱりどうしても伸びてしまって
気づいたらこんな 魔女の鼻みたいなくちばしになってしまった。
こうなると、マーコも気になるようで、ずっとジェス(足革)に嘴をこすりつけて研いでいる。
いよいよくちばし切るか…
ということで旦那とやることにしました。
最初に、キャスティングジャケットを装着。
まず、私がマーコを据え、暗い所に連れて行く。
旦那が後ろからマーコの肩(羽根の付け根)を持ち、羽根を広がらないよう押さえる(このあたりは保定法を参考に)。
ココがすばやくできるかが、その後どれくらい時間をかけられるかを決める。
保定したら、フードをかぶせ、そのままキャスティングジャケットにくるむ。
旦那が、羽根を保定したままキャスティングジャケットにうつぶせに横たえ、私がジャケットのテープを体に巻きつけて固定。
す巻き状態になったら、作業開始。
ここからは時間との勝負。
どのくらい時間をかけずに手早くやるかが最重要。
旦那が集中して作業する間、私は常に時間、呼吸、鳥の顔色を見て、「1分経過」や「呼吸が荒い」と報告。
このとき失敗だったのは
まず暗がりで保定するのに時間をかけてしまったこと。
この時点で相当なストレスをかけ、心拍をあげてしまった。
そして処置の時間も長かった。
保定で3分、処置に3分くらいは費やしたかな…
マーコは保定後ずっと興奮して鳴いていたけど
私は「まだ大丈夫」と思った。あと少しで終わるから…と。
マーコが拘束されてから 5-6分だったと思う。
でもその時間ずっと興奮状態だったマーコにはとても長い時間だったのだろう、
突然「オエ…」と
苦しそうに何かを吐きだすしぐさを始めました
これはかなり危ない、と私も旦那もとっさに気付き、すぐにキャスティングジャケットを外し、マーコをいつものパーチに戻しました。
でも、マーコの様子は戻らない。
ずっとハァハァと荒い呼吸をして、羽根を拡げて、
足はフラフラとパーチに止まっているのがやっとの状態。
熱中症になってしまったかと思い、急いで霧吹きで脇のしたあたりに水をかけ
体を冷やしました。
でもマーコはその後も、呼吸が荒く、目がうつろで、足はふらふら。
もしかしたらマーコだいじょうぶじゃないじゃないか・・・そう思いながらペットシーツを見て…
胸がギュッとなりました。
マーコは、非常に悪い、といわれるライムグリーン色の便をしたのです。
オスのマーリン、ナナが亡くなる直前も、こういう便をしていました。
これはマーコの体に想像以上のことが起こっていると思いました。
つづく・・・
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by biker-vet
| 2012-07-01 21:02
| 鳥の病気・メンテナンス
falconer歴約10年。ハヤブサ・鷹などの猛禽類のfalconryトレーニング、病気・健康管理、野生動物(主に猛禽類)の治療やリハビリのことなど。STOOPERの猛禽用グローブ・フードも紹介しています。http://www.stooper.jp
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