野生鳥獣保護ボランティア と「心が救われる医療」
先日、
埼玉県の野生鳥獣保護ボランティアに正式に認定されました(^-^)v
野生動物を飼育することは法律で禁じられているので
傷病野生鳥獣を自宅で保護するには、ボランティアとして登録することが必要なんです。
私の県の場合は、申請書の記入と、それから自宅への訪問
(保護・飼育に適した環境かどうか、県職員がチェックしにくる)
がありました。
広い庭があるわけじゃないので、申請が通るかちょっと心配だったけど、
無事審査も通って、認定書をいただけました(^0^)
埼玉県以外の都道府県にも、こうしたボランティアの制度があります。
一定期間の研修が必要な県もあるようです。
野生動物保護施設には、次から次へと野生動物が運び込まれます。
しかし同時に、施設には、
「以前に保護されたものの、野生復帰が難しいと判断され、終生飼育となった野生動物」
も、保護されています。
獣医師やスタッフは、多くの動物たちの治療やリハビリを行っていかなければいけません。
同時に、終生飼育となった野生動物の日々の世話もしなければならないとなると、
時間は必然的に足りなくなるのです。
こうした、治療を必要としない終生飼育の野生動物は、
ボランティアの家で最後まで飼育してもらうのが一番なのでは と思うんです。
そのほうが、獣医師やスタッフの負担は減るし、
野生動物のQOL(クオリティ・オブ・ライフ=生活の質)の向上につながるのでは・・・。
ミャンマーで小児医療を無償で行う吉岡秀人医師が言っていました。
目指す医療は、
『たとえ死んでも 心が救われている医療』だと。
「生まれてきてよかった、生まれてくる価値があった」 と思える医療・・・
それは、一つには、
「大切にされること」
「大切にされるだけで、どんな障害があっても、自分は価値があると思える。」
人間に限らず、動物も同じだと思うんです。
野生動物は、そりゃ、「自分は生まれてくる価値があったのか」なんて
考えたりしないんでしょうけど。。。
多くの人がこの 野生動物ボランティアに登録してくれたらといいなぁ、と思います。
猛禽類を飼育している方は特に、専門的知識と技術をお持ちだし
そうした協力が、より良い医療や、野生復帰率の向上をもたらしてくれるんじゃないかな。
今飼っている猛禽たちが「生きてて良かった」と思ってるか?
つねに自問自答だけど、
QOL向上目指していこう と思います。
(最近バタバタ&キーキー鳴くことの多いシン坊ちゃん。なぜだ・・・)
**************************
JRFブログで「傷ついた猛禽を保護するにはどうしたら良いか」について書きました(^0^)
「傷ついた猛禽類の保護(捕獲・輸送)」
埼玉県の野生鳥獣保護ボランティアに正式に認定されました(^-^)v
野生動物を飼育することは法律で禁じられているので
傷病野生鳥獣を自宅で保護するには、ボランティアとして登録することが必要なんです。
私の県の場合は、申請書の記入と、それから自宅への訪問
(保護・飼育に適した環境かどうか、県職員がチェックしにくる)
がありました。
広い庭があるわけじゃないので、申請が通るかちょっと心配だったけど、
無事審査も通って、認定書をいただけました(^0^)
埼玉県以外の都道府県にも、こうしたボランティアの制度があります。
一定期間の研修が必要な県もあるようです。
野生動物保護施設には、次から次へと野生動物が運び込まれます。
しかし同時に、施設には、
「以前に保護されたものの、野生復帰が難しいと判断され、終生飼育となった野生動物」
も、保護されています。
獣医師やスタッフは、多くの動物たちの治療やリハビリを行っていかなければいけません。
同時に、終生飼育となった野生動物の日々の世話もしなければならないとなると、
時間は必然的に足りなくなるのです。
こうした、治療を必要としない終生飼育の野生動物は、
ボランティアの家で最後まで飼育してもらうのが一番なのでは と思うんです。
そのほうが、獣医師やスタッフの負担は減るし、
野生動物のQOL(クオリティ・オブ・ライフ=生活の質)の向上につながるのでは・・・。
ミャンマーで小児医療を無償で行う吉岡秀人医師が言っていました。
目指す医療は、
『たとえ死んでも 心が救われている医療』だと。
「生まれてきてよかった、生まれてくる価値があった」 と思える医療・・・
それは、一つには、
「大切にされること」
「大切にされるだけで、どんな障害があっても、自分は価値があると思える。」
人間に限らず、動物も同じだと思うんです。
野生動物は、そりゃ、「自分は生まれてくる価値があったのか」なんて
考えたりしないんでしょうけど。。。
多くの人がこの 野生動物ボランティアに登録してくれたらといいなぁ、と思います。
猛禽類を飼育している方は特に、専門的知識と技術をお持ちだし
そうした協力が、より良い医療や、野生復帰率の向上をもたらしてくれるんじゃないかな。
今飼っている猛禽たちが「生きてて良かった」と思ってるか?
つねに自問自答だけど、
QOL向上目指していこう と思います。
(最近バタバタ&キーキー鳴くことの多いシン坊ちゃん。なぜだ・・・)
**************************
JRFブログで「傷ついた猛禽を保護するにはどうしたら良いか」について書きました(^0^)
「傷ついた猛禽類の保護(捕獲・輸送)」
by biker-vet
| 2009-08-08 17:52
falconer歴約10年。ハヤブサ・鷹などの猛禽類のfalconryトレーニング、病気・健康管理、野生動物(主に猛禽類)の治療やリハビリのことなど。STOOPERの猛禽用グローブ・フードも紹介しています。http://www.stooper.jp
by biker-vet
S | M | T | W | T | F | S |
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
31 |
タグ
競技会・イベント(128)ハヤブサ(126)
フライトフェスタ(88)
猛禽(76)
グローブ・フード(60)
獣医師(46)
病気(39)
SkyTrials(32)
チョウゲンボウ(24)
野生動物(22)
フクロウ(19)
ハリスホーク(19)
猛禽屋(17)
海外(11)
子宮筋腫(10)
動物病院(10)
メンテナンス(9)
ロスト(4)
保護(4)
ハイタカ(2)
カテゴリ
全体ファルコンリー(鷹匠)
鳥の病気・メンテナンス
競技会・イベント
猛禽用グローブ・フード
獣医師
アウトドア
旅行
グルメ
その他
wedding
子宮筋腫
ご挨拶
野生動物・リハビリ
未分類
以前の記事
2022年 01月2021年 10月
2021年 03月
2021年 02月
2021年 01月
2020年 11月
2020年 06月
2020年 05月
2020年 04月
2020年 03月
more...
画像一覧
外部リンク
●(falconryを楽しむサイト グローブ&フード等)STOOPER
●(猛禽類の獣医師伊澤先生) falconest
●(北海道在住falconerと奥さま)りょうとジャスちゃんの生活
●総合アートから鷹匠な日々
●itokeiの日記~野生動物救護的生活
●デジタル動物園~望遠の世界別館~
●北海道の野生生物 描きたがり
●わたらい先生の憂鬱
●我が家のハリスホーク
●(ルーシー先生)Let me tell you what I just thought...☆
●NEJIMAKI ANT BROG
●4姉妹+1のおいしい生活日記
●ふと、自然の中で
●happy☆rainbow
●ウエディングブーケのデザイン集
●(猛禽類の獣医師伊澤先生) falconest
●(北海道在住falconerと奥さま)りょうとジャスちゃんの生活
●総合アートから鷹匠な日々
●itokeiの日記~野生動物救護的生活
●デジタル動物園~望遠の世界別館~
●北海道の野生生物 描きたがり
●わたらい先生の憂鬱
●我が家のハリスホーク
●(ルーシー先生)Let me tell you what I just thought...☆
●NEJIMAKI ANT BROG
●4姉妹+1のおいしい生活日記
●ふと、自然の中で
●happy☆rainbow
●ウエディングブーケのデザイン集
お気に入りブログ
傷病鳥獣のリハビリテイタ...エトブン社 絵草紙
NO FALCONRY,...
yoshie,8min....
女性犬ぞりマッシャーの日々
kawasemikoの気...
JRF(Japan RA...
ココロフォト
自転車で 行ってきまーす