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キャスティングジャケットの利用法と注意点

STOOPER casting jacket(size:S,M,L)


猛禽を飼っている人なら必ず悩むこと。
それは爪や嘴のケアをどうしよう? という点。

私のブログの検索ワードを見てみると、
必ず毎日「くちばし、爪のケア」や「アンクレットのつけ方」
などが上位に入っていることからも、それが伺えます。

猛禽のくちばし・爪のケアは、ガウガウ犬やシャー猫の爪切りと同じ、いやそれ以上に 神経を遣うもの。
猛禽は
「お前に捕まるくらいなら舌を噛み切って死んでやる!」
という姫君のような、誇り高きイキモノだからです。
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というのはまぁ微妙な喩えですが

下手なことをしてこちらが痛手を負うのは犬猫と同じだけど 
猛禽の場合は、爪切り・嘴切りでも下手なことをすれば
それだけで暴れて羽根を傷めたり、ショックを起こしたりします。
最悪の場合、死んでしまうことも…

なので私は、以前の記事で
より安全策をとるためにも、獣医師にお願いすることをお勧めしました。
あとは、鳥を購入したお店に相談するのもひとつです。
「キチンとした知識と技術があるところ」というのが、条件ではありますが。

自分で行う場合には、キャスティングジャケットの利用をお勧めします。

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猛禽の治療やメンテナンスを行うとき
ジャケットを使えば鳥もファルコナーも安全に作業することが可能です。

いくつかの点を注意すれば、アンクレット(足革)の取り付けや、クチバシやツメの手入れや羽根の補修などに活用できます。
ただし
ジャケットがあれば簡単に出来る、というわけではないので、ある程度の訓練と、知識も必要ではあります。
はじめてのときは、猛禽についてきちんとした知識と技術を持った人に(一緒に)やってもらうべきです。


【キャスティングジャケットの利用法と注意点】
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鳥を抑える「保定」がうまくできるかどうかがキーポイント。

『取り扱い上の注意』
・神経質な鳥は、暴れて急激な体温変化、ショック状態、熱中症等になりやすいので、決して無理をせず、状態を見ながら行うようにします。
・鳥が必要以上に暴れるのを防ぐ為に、目隠しをして視界をふさぎましょう。タオルなどでもかまいませんが、できれば専用のフードの併用をオススメします。
・ジャケットに包む時は、胃の中に食べ物のない空腹時にしましょう。
・ジャケットで包む時は、羽根が折れたり曲がったりしないように、翼をしっかりと閉じましょう。


上記の写真では 一人で処置しているけど、
我が家ではたいてい、旦那(メイン)と私(助手)でやります。
一人では大型の鳥は抑えるのが大変ということもあるのと、
二人でやれば 一人が作業に集中し一人が呼吸や顔色を見ることができるから。

神経質な鳥の場合は、とくに注意が必要。

次回、我が家の中でも神経質な、そして体の小さなマーリン(コチョウゲンボウ)のくちばしのケアをしたときのこと…
そのむずかしさと危険性について 書こうと思います。
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by biker-vet | 2017-01-14 18:54 | ファルコンリー(鷹匠) | Comments(0)

トレーニングシーズン(冬季)の脱水、体重管理について(2015年 update)

2016.12.1
狩猟シーズンに入って4〜8週目には、体調不良が多く発生します。
気温の低下により急激に体調悪化につながる場合があるので、特に注意が必要です。
また猛禽類のうち特に若鳥、病鳥、投薬中の鳥には毎日水を与える必要があります。
水を飲むことが少なくても常時手の届く場所に新鮮な水をおいておきます。

<体調不良>(猛禽類、ハト、水鳥マニュアルより)
「飛行体重」を維持している猛禽類のほとんどは食事制限を受けている。
そのため身体は痩せており、獲物を追う強い動機を持っている。
突然治療が必要な状態に陥ったように見えるが、実際はもっと長い間、全身性の異化が生じており、エネルギーが残っていない。
気温の急激な変化によりしばしば体調が悪化する。
早期発見が不可欠であり、放置すれば2〜3時間の命しかない場合がある。

***********************
2015.12.1
人間界では インフルエンザやノロウイルスが流行り始めました
自分たちの体調管理に気を付ける…だけでなく 
鳥たちの体重管理も よりこまめに体重を測るほうが安心です。
とくに小さい鳥は、寒い日は、体重が想像以上に減っていることがあるので
体重計で測るだけでなく、必ず胸筋を触って、肉色を確かめる方ことをオススメします

それら体重や食べた餌の量、糞の状態など、
いわゆるカルテを作り毎日記録に残すと、些細な異常に気が付く可能性が高くなります


体重が昨年と同じでも、胸筋を触ってみたら、実は全然肉が付いていなくて、
痩せてガリガリだった…ということがあります
体重だけ見ていては、大事なことを見落とすことがあります

私はそこを見落とし
とてもとても大事な鳥を亡くしました

いまだに、後悔で苦しいですが
じぶんの苦い経験談が、だれかの参考になり、不幸な死を迎えたり病気になったりする鳥が、減ってほしいので、これを書いています


それから冬は乾燥で、鳥たちは意外に喉が渇いてます

我が家のハヤブサは、冬でも、気が向いた時は
水桶に入ってがぶがぶ飲んでいます(気が向かないときには水桶にすら入らないが)

トレーニングや、ハヤブサの写真を拝見すると「大丈夫かな??」と思うような子を結構見ます

ファルコンリーをする鳥は
フードをかぶせたり、止まり木に留めていたりで自由に水が飲めない状態で飼われている子が多いので
腎臓はもちろん、体の調子を悪くしたりする鳥も多いです

水は特に飼い主が気をつけて、積極的に与えるようにした方が良いです。

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この写真は、トミーというアプロマドファルコンで
輸入され、家に来た後の写真です
2007年の夫のブログから失敬しました

徐々に慣らしていきましたが、その間餌や水を十分与えることが出来ず、目の周りが落ち窪んでいたので、脱水があったと考えられます

目の周りが落ちくぼんでいたりしたら、脱水かもしれません。
こまめに水を与えるのを忘れずに…


もし体調が悪そうだと気付いたら
体温を温め維持し、獣医さんに行き補液を入れてもらうだけでも、効果はかなりあります
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********************
2013.12.1
鳥たちも、首を背中に埋もれさせ眠る季節になりました。
最近、ブログの更新はグローブやフードギャラリーがメインとなっていまして、
日記の方は、STOOPER facebookページの方で まめに更新しています。

トレーニングは、今年はけっこうマジメに行っていて
家のそばの フィールドは、富士山が大きく見え、気持ちが良いところです
トレーニングの様子なども、facebookのほうで アップしています。

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外国の方にも見てもらえるのはfacebookの良いところかも。
よろしければ、ごらんください。

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by biker-vet | 2017-01-14 18:44 | 鳥の病気・メンテナンス | Comments(7)

training 11月3日

今日は天気も良く、風もややあり、絶好のトレーニング日和でした。
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「まあまあ」と言われたラナーファルコン エースだけど
私の中では フィールドで逃げようとしなかっただけでまずはヨシ。

自分のこと信用してないようなかんじだったので、まずは嫌なことをしない、ベイトさせないことを心がけた一週間だった。

トレーニング開始時に体重を減らすときは、鳥の身体にすごく負担をかけていることを意識するようにしています。

去年と同じ体重でも、脂肪のつき方 筋肉のつき方によって反応も体長も全く変わるから体重だけ見ないようにする。
胸筋チェックを怠らない。
脱水にも気をつけて水も積極的に与えるようにする。
代謝を回すためにも水分は重要。

鳥が体重を落とすときは自分も断食くらいのストイックさがあっても良いのかも。
そのほうが鳥の状態が良く分かる気がする…

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ちなみにこのグローブは
使い始めて約1年経った 印伝(亀甲)です。
よく手に馴染み、心地よくなってきました。
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by biker-vet | 2016-11-03 22:08 | ファルコンリー(鷹匠) | Comments(0)

猛禽類の食餌、脱水、日々の管理

先日、エキゾチックをたくさん診ている先生が
「猛禽は、病気になるとインコよりも弱い(元気に戻すのが難しい)イキモノなんだよ」と。

だからこそ日々の食事を含めた飼い方、病気の予防がとても重要。

日々の生活が、健康を左右する。
分かっていそうで、じつはこの日々の管理というのが一番難しいのではないかと思う今日この頃です。

日光浴や、水分補給もとても大事です。
脱水すると相当弱る。けど、補液してやるだけですぐ回復することもある。
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(脱水がある状態。目の周りが落ち窪んでいる。脱水すると代謝も落ち、そのうに入れた餌の通過がなかなか進まない。)

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(新しく猛禽を受け入れた際や、トレーニングをするために絶食させる際、脱水が見られることは多い。こちらも目の周りが窪んでいるが 判断が難しい場合もあります)

訓練のためフードをかけていると、自由に水が飲めないことも多い。
我が家は、休みの日は日光浴のほか水浴びさせたり霧吹きで水をかけたりするよう、心がけています。
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猛禽類の食餌(栄養や処理)については渡会先生が、とても詳しくまとめてくださっています。猛禽類と暮らす上で、知っておくべき情報ばかりです。

前までは私も「内臓は全部取ったほうが良い」と思っていましたが、
渡会先生のお話や他の先生と相談した内容を踏まえると、やはり消化管以外の内臓は与えたほうが良いようです。

要は鮮度と保存状態が大事ということです。

なので、肉の色や匂いをチェックし、プリプリの新鮮そうなウズラであれば、肝臓なども与えるように変更しました。

長年ハヤブサと生活しているものの、日々、試行錯誤です。犬のほうがよっぽど楽だなぁ…なんて、思ったりします。
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いや、犬だって決して単純ではなく。
痛い、かゆい、お腹すいたと、喋ってくれる人間のほうが、病気の発見はよほど簡単ですね。
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by biker-vet | 2016-03-25 08:04 | 鳥の病気・メンテナンス | Comments(0)

新型ノロを世界で初検知 川崎市

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川崎市健康安全研究所 新型ノロウイルス発見(読売新聞 2015年10月27日)

新型ノロを世界で初めて発見 川崎市職員5人表彰(神奈川新聞 10月27日)





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by biker-vet | 2015-10-30 08:46 | 獣医師 | Comments(0)

ナナとのお別れ(2015年9月,10月 解剖所見 中毒について追記)

2011年5月29日

久しぶりの日記になってしまったのには、時間が取れなかったのもあるし

もうひとつは、我が家の鳥が 亡くなったということがありました。

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マーリン(コチョウゲンボウ)の、ナナ。
昨年 我が家に来た子でした。
その羽根の色、くちばしの感じから、年齢が高いんだろうなと推測していたけど、

我が家で一番、食欲旺盛で
エサの用意をすると一番にばたばたと反応して ごはん!!とせがむ
元気な子だった。

ある日突然、食欲が落ちて、エサを残したので
あれ?
と思って
ふと気づいたときは尿酸がライムグリーンの、いわゆる「非常に悪い」異常便。

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そのあとは 食べたエサも吐いてしまい、目をしょぼしょぼさせて、
一気に具合が悪くなってしまいました。

その日の夜 病院に連れて行って
即入院したのですが
次の日の夕方 先生から電話があり
つい先ほど息をひきとった…と。


あまりにも早い展開に、正直呆然として
現実を受け入れづらいものがありました。


原因究明のため、剖検をおねがいしました。

結果は、「動脈硬化が疑わしい」
とのこと。
動脈硬化は
高齢の鳥ではたまにあると。
(※2015年9月 10月 下に追記あり)

そのほか、細菌やウイルス感染の可能性
テフロン加工等のフライパン加熱(ポリテトラフルオロエチレン:PTFEガス)や スプレー等のガスによる中毒
なども考えられる原因としてはあるとのことでした。

吸入中毒は思い当たる節がなかったけど
(※2015年9月 下に追記あり)
ウイルスの可能性…というのには どきっとしました。

じつは、チョウゲンボウのシンも、ナナが具合悪くなる2週間ほど前からまた
血の混ざった粘膜便をしていたので
病院にかかっていました。

でも薬(抗生物質等)があまり効いてないようで
薬あげ始めてから1週間たってもまだ便の調子がよくなかった。

もしかしたらナナと同じ原因かもしれない…と ほかの感染性のモノや中毒も疑い
ナナの亡くなった次の日、急いで、豪徳寺のリトル・バードにて、シンの糞便検査をもう一度してもらいました。

幸い…というのも変だけど
コクシジウム(寄生虫の一種)が検出されたのですよ、シンから。
なので、ちょっとだけ、安心したというか…
シンは今はコクシの治療をしています
症状は改善してきています。

もちろん、ウイルス性の感染症の可能性も、無きにしもあらず…
なので、もしそうだった場合
ナナの身体は、接触させると ほかの鳥たちへの感染源になりかねない。

それもあり
ナナは、剖検後、お骨にしてもらうことにしました。


お骨にしてもらうということは、
なんというか、仏教的な考えなのかもしれないけど
天に昇っていって輪廻転生する姿を想像することで
自分自身の中での心の区切りになるような気がします。

お骨が戻ってきたら、
お供えをしてあげようと思ってます。

生肉はさすがに 厳しいので
ナナの胸元の色のような、
綺麗な山吹色の花でも 供えようと思います。

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※2015年9月
1)病理検査報告書

解剖所見
心臓:両側腕頭動脈の肥厚・効果++
肺:鮮紅色++
腹大動脈:肥厚・硬化+
肝臓:暗赤色+++、腫大++
脾臓:暗赤色++
腺胃:内容物なし
筋胃:粘膜面に黄白色の粘ちょう液付着+
腎臓:暗赤色化+


2)吸入中毒は思い当たらない、と書いていますが
鳥は、吸入毒性に対しては非常に感受性が高いため、否定はできません。
殺虫剤、芳香剤、ニス、ラッカー、スプレー、などでも中毒を起こす可能性があります。
人間が気づかず日常使っているものが、中毒の原因になっている可能性があります。
我が家でも、鷹道具作りで革の染色材や接着剤を使うこともあり
もしかしたらそうしたことが、小さいナナの身体に大きなダメージを与えていたかもしれません。



※2015年10月
3)鉛や亜鉛などの金属を摂取したことによる急性中毒(鉛中毒)や亜鉛ちゅうどだった可能性も否定できないように思います。
鉛中毒は、通常 固形の鉛を摂取することで発症しますが 
それ以外にも、
鉛が基剤の塗料(ニス・ラッカー)など 鉛を含むものは日常に存在しており
目に見えないところで暴露している可能性があります。

レントゲンに写ることもありますが、写らない場合もあり、はっきりした原因が不明な場合も多いようです。
溶血症状(赤血球が破壊される)、消化器症状、神経症状、腎不全などが見られることが多いようです

・突然の発症で、肉付きは良好、急に具合が悪くなった
・便ではなく、尿酸の色がライムグリーン(通常は白)
・解剖所見
から、鉛中毒だったという可能性もあるのではないか…と、今更ながら思いました。

飼い主が死なせてしまったかもしれないと考えると 苦しいのだけど
記録を残すことで 同じような事例で苦しむ鳥を減らすことにつながれば。

上記のような場合は、いちもくさんに病院へ行くことをおすすめします

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by biker-vet | 2015-10-22 07:29 | 鳥の病気・メンテナンス | Comments(6)

フクロウ完全飼育


先日、「生き物にサンキュー!」という番組でもペットとしてのフクロウが取り上げられていたし
最近はフクロウカフェも増え、フクロウをペットとして迎えたいと思っているひとが沢山いるということなのだと思います。

そんなフクロウ好きにおすすめの一冊が
「フクロウ完全飼育」

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藤井さん著ということで、やはり、内容が濃くとても深い。

餌のページを例にすると、カロリーのことから与え方まで相当詳しく書かれており、
たくさんの失敗をしてきた私は もっと早く読みたかったと心から思いました。


前半は図鑑になっていて、見ているだけで楽しめる。

フクロウの飼育管理、用具(止まり木やアンクレットなど)、フライト訓練については もう
「鷹匠だからこそ」というか、「鷹匠でなければ」書けないような内容で
でも分かりやすく書いてある。

知識や経験が豊富であっても、専門的な内容であればあるほど「分かりやすく」というのはなかなか難しいことで
自己満足にならないように万人に分かりやすくするには、やはり「伝えたい」という想いが大事ではないかと。

自分も論文を書いたり人前で発表したりするときはそこにかなり気を遣っています(なかなか難しいですが)


「まえがき」にあるように
「昨今の「フクロウブーム」が、不幸なフクロウを大量に生産するような事態とならないことを願いつつ…」

たぶんこの思いが、良い本を作る重要な要素だったのではないかなと、読みながら思いました。
フクロウをこれから飼いたい人にも、フクロウとすでに暮らしている人にも
ぜひ「手元の一冊」にしていただきたい、そんな本です。

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by biker-vet | 2015-09-17 23:16 | ファルコンリー(鷹匠) | Comments(0)

カラスの保護

夫がカラスを保護した。
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夫が仕事中、同僚から突然「来てください!」とご指名を受け
訳も分からず仕事を中断し出向くと、
そこには地面にうずくまったカラスがいたそうだ。

状態を確認するとすごく痩せていて
羽根も伸びきっておらず、どうやら巣から落ちた模様。
このままには出来ないので、しばらく我が家で預かることにした
と、その日の夕方メールで連絡が来た。
(※神奈川県の野生鳥獣リハビリテイターの資格を持っています。)

話を聞くと衰弱している様子だったので 補液したほうが良いかと思い
獣医師の友達に連絡して、彼女の働く動物病院で補液用の乳酸リンゲル液と注射器を譲ってもらった。

帰って確認すると、やはり衰弱していて、脱水がひどいので、まずは点滴。
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エサを与えようにも食べようとしないので、口を開かせて強制給餌。
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目を閉じてじっとしていたカラスだったが 翌日の朝には少し目に力が戻った。
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その後、夜中の給餌も旦那が頑張り、
最近は、
逃げ足も早くなり、スタコラサッサとケージから飛び出て庭をぴょんぴょん飛ぶようになった。
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ブリタニースパニエルのハッチ、カラスに興味はあるけど
ちゃんと気を遣ってくれている。

今後は自分で餌が食べられるようになって、はやいところ巣に戻せれば一番良いのだけど。
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by biker-vet | 2015-06-14 22:47 | 野生動物・リハビリ | Comments(2)

くちばし・爪のメンテナンス

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マーリン(コチョウゲンボウ)のマーコの伸びた嘴を整える。

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ご老体なうえ神経質なマーコはすぐハアハアしてしまうので短時間勝負。

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美人おばあちゃんになりましたかね


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by biker-vet | 2014-11-08 14:30 | 鳥の病気・メンテナンス | Comments(0)

換羽期の猛禽の体調管理

最近また、フクロウのゴンが食べ物を消化する前に嘔吐することがあった。

このブログの検索ワードを見ても、「フクロウ」「嘔吐」などの検索が増えてきています。


換羽は新しい羽根をはやすために多くのエネルギーを必要とするから
免疫力も低下するし、
ホルモンのバランスも関係して、
やはり、換羽のこの時期、体調を崩す猛禽は多いです。


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ゴンの場合、嘔吐したときは、その日はそれ以降、餌は与えません。
一日絶食します。

食べさせようと思っても、その日は目をつむり、ジッとしていることが多い。


次の日、顔色や糞の状態を確認して、大丈夫そうであれば
ミンチ状にした肉にたくさん水を含ませ、少しずつ与えます。

2日目も具合が悪そうにして、まったく食べない…という場合は 病院に行き検査をするのでしょうけど
いまのところ、2日目には
「おなかすいたーー」
と餌を食べてくれるので

一時的なもので収まっています。

これは、経験的なものもあるので、
少しでも不安で、おかしいな?と思う場合は、遠慮せずに獣医に診てもらうべきだと思っています。

飼い主の「おかしいな」の直感は、病気を発見する上で、なによりも大事だと思うので。



先ほども書いたように、換羽期は免疫力も低下するので
感染症に対する抵抗力も弱まっています。

またこの季節は、生肉を餌とする猛禽類にとっては「食中毒」も怖い病気です。
細菌などが増えた餌を食べることで、胃腸炎や嘔吐を引き起こします。

なので
「換羽期だから嘔吐もあるかも」と思うのではなく
他の病気を発症する可能性も、頭に入れておくのが良いんですね。


この時期は、無理をさせずに、栄養のあるものを与えて なるべくストレスをかけないように心がけています。

我が家では、エサにはウズラのほか、スズメやヒヨコなど、いろんな種類のものを与えるようにしています。
(いろんな意見があるかもしれませんが)

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この前の冬に日本に来日した時、講習会をしてくれた アメリカのファルコナー Shawnも
「僕も、身体の大きなハヤブサにも、スズメのような小さな鳥も与えるようにしているんだよ。」
と言っていました。

Shawnのように、鳥を大事にし、鳥の健康を第一に考えて、たくさんのハヤブサをトレーニングしているファルコナーの意見は、
やはり心にスッと入り、響くものがあります。


ハヤブサたち全員に、この夏の時期、換羽の時期を健康に乗り切ってもらい
良い羽根をはやして また秋には良いフライトをしてもらえると良いな


夏日の今日、ゴンはさっきから1時間以上 水浴びしています・・・
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by biker-vet | 2014-06-29 13:50 | 鳥の病気・メンテナンス | Comments(0)


ファルコナー(鷹匠)歴約9年。ハヤブサのトレーニング、病気&健康管理のことなどを徒然なるままに。STOOPERのオーダーメイドグローブ・フードも紹介しています。http://www.stooper.jp


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