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Marshall Trackpack mounting system の装着

トレーニング中、離れて林の奥へ見失ってしまったエース。

いそいで車を出そうと準備していたら
「待て!戻ってきた!」
別の方角から戻ってきたエースを夫が見つけ
急いでルアーを振り、回収。
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これまではぶっ飛んだまま帰って来なかったエースなのでこれだけでも進歩…
そう思って
ふと見ると、なんと尾羽につけた発信機が無い。

幸い、発信機はすぐに、木に引っ掛かっているのを見つけることができた。
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でも、これでもし、エースが自力で戻って来なかったら、
落ちた発信機の信号を頼りに探してしまい、
「この辺りにいるはずなのにいないなぁ〜」
と言ってる間にエースはどんどん別方向に離れてしまっていただろう。

ヒヤリとする出来事でした。
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発信機を背中に背負うためのMarshall のTrackpackは、うまく体に馴染ませる調整が難しいのだけど、
やはりそっちを装着することにした。

マーシャル トラックパックは、きつすぎれば羽ばたきに影響するし、緩すぎてもフィットしない。
食べたあと膨らむ そ嚢のことも考慮し、バランスを考え、取り付ける。
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今回は夫がうまくフィットさせてくれたようで、エースはオーダーメイドの衣装を纏ったアスリートのようにも見える。
華麗に飛んでくれることを期待しよう。
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Falconry Equipment STOOPER
http://www.stooper.jp/
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by biker-vet | 2016-02-21 14:30 | ファルコンリー(鷹匠) | Comments(0)

おかえり、シン

「シンが見つかった」

と言われても、最初は信じられず
亡骸が見つかったのかと思ったのだけど
シンは、生きているとのことだった。

でも、まだ安心はできない。
5日間の絶食は、あの小さい身体には相当なダメージを与えているはずだった。

職場を早退させてもらい、すぐに保護してくださっている人のもとへ向かった。



シンが保護されたのは、家から1kmほど離れた、商店街に近い場所だった。
小学生が取り囲んでいたところを、スポーツの専門学校生が保護してくれていた。

ちょうど、その専門学校のそばに貼り紙を貼っていたのを見てくれていた人だった。
最後の最後に、貼り紙をしたところだった。


命の恩人に御礼を告げ シンの入ったダンボールを受け取った。
シンはちゃんと生きていた。
でも、目には元気がない。


タクシーをつかまえ、自宅へと急いだ。
こうしてシンが戻ってきたのは 奇跡だと思った。
そしてそれは、旦那も書いているが、三枝さんがきっとシンを助けて私たちのところに戻れるよう導いてくれたのだと思わずには居られなかった。
なんとしても、シンの命はつなげなきゃと思った。


頼りにしている猛禽類の獣医師、falconestの伊澤先生にまず電話をして、状況を説明した。
いつもと同じ環境にしてなるべくストレスを与えずに、エサをあげてみて様子をみようということになった。


自宅についてエサを準備して、細かく細かく切ると、
その音に反応したシンはひどく欲しがる。
でも、ここでたくさんあげちゃいけない。

飢餓状態の身体は代謝が落ちているため、
急に大量のエサを摂取した場合それを消化できず、
そ嚢で食物が腐ってしまう「酸敗そ嚢」を起こす。

一度に食べさせるのは少量づつにし、数時間置いて、そ嚢を食べ物が通過したのを確認してから、また少量与える。

c0132048_22291867.jpg



2日間はミンチの肉を少量づつ与えて、すこしづつ肉を大きくし、量を増やしていった。

保護したときの体重は138g。
今の時期は170gでキープしていたので、思ったより減っていなかったのが意外だった。

3日後に吐き出されたペリット(未消化物)を分解してみると、
コガネムシの破片のようなものが出てきた。
c0132048_2230337.jpg


シンは虫を食べて、命をつないでいたのかもしれない。
活餌のコオロギを使って狩りの真似事はさせていたのだけど、
それが案外役に立ったのかな。


シンのろう膜は傷があり、かさぶたになっていた。
尾羽根もほぼ全部無くなっていた。
c0132048_2231192.jpg


もしかしたら、何かに追われた時にでもついた傷なのか…。
5日間、どこにいて、どんな経験をしたのか…
どういう経路で、あの保護された場所に行ったのか。

私には知る由もないけれど、
いまこうして日記を書いている自分の横に、シンが居る。
それだけで十分。


見つけて保護してくれた専門学校生の男の子はもちろん
きちんと話を聞いてくれて対応してくれた警察官や
快く貼り紙を貼ってくださったコンビニの店員さんや
「見つかった?」と声をかけてくださった近所の方々

みんな優しくしてくれました。

そして、落ち込んでいる私を励まして支えてくれた友人、
日記を読んでコメントをくださった皆さん、
色々な人のおかげで、シンも私も元気になることができました。

本当に本当にありがとうございました。
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by biker-vet | 2009-07-02 22:31 | 鳥の病気・メンテナンス | Comments(8)

シンの捜索【2016年1月追記】

チョウゲンボウのシンをロストして、眠れずに迎えた次の日。
天気は朝から雨。

「こんな日は飛ばないでじっとしているよ」
という旦那の言葉を信じて、できることをすることにした。
貼り紙を作成して、近くのコンビニやバス停、電柱などに貼りに行った。

警察などにも連絡をいれた。

祈るような気持ちで、貼り紙をしながら捜索したけれど、
この日もシンの姿はどこにも見当たらなかった。


ロストしたのは、「今からエサをあげよう」と思っていた矢先のできごとだった。
シンは、金曜の夜からもう2日間食べていない。

前日の夜あげていても 次の日の朝にはお腹すいたと、ピイピイ鳴く甘えん坊のシン。
きっとお腹を空かせているだろうと思うと 胸が締め付けられた。




また一夜が空け、月曜日。
仕事を休み、捜索を続けた。

「シンは、ヒナから育ててるし、あんなに人に慣れていたんだから、お腹が空いたら必ず人の所に行くから」

旦那の言う言葉を何度も反芻して、シンの生存を信じようと必死だった。

「私が諦めたら終わりだ」
「シンは見つけてもらうのを待っているんだ」
そう言い聞かせて とにかく歩き回り 貼り紙を貼る。シンが居そうなところは無いか、上を見上げ探す。

だけどこの日も、何も手がかりは得られなかった。



あの小さい身体で、いつまで体力が持つだろうか?
体力が無くなって飛べなくなったところを 猫やタヌキに襲われていたら?
すでに車に轢かれたかもしれない

だんだんと絶望の色が濃くなってきて、ポジティブなことが考えられなくなってきていた。




何の情報も得られないまま、水曜日になった。
私はすでに、もうシンが生きている可能性は数%だろう、と思うようになっていた。

「死体が見つかったとか、決定的なことが無いかぎり、俺は諦めない」
そういう旦那の言葉も、私には半分しか耳に入らなくなっていた。

メソメソしていたらいけない。見つかるものも見つからなくなってしまう。
そう思っても、涙が出て、ため息が止まらなかった。


家に居て 来るともわからない連絡を待つのは気が狂いそうだったので、
職場に行き、頭は働かないまま資料を眺めていた。
そのとき電話が鳴った。
旦那からだった。


「シンが見つかったぞ」
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by biker-vet | 2009-06-28 21:53 | ファルコンリー(鷹匠) | Comments(6)

シンのロスト、捜索 【2016年1月 追記】

2009年6月28日

先週の土曜日、天気がよく、風がある午後1時半のことでした。
私の不注意で、庭からチョウゲンボウのシンをロストしてしまいました。

飛び立ったシンは 庭の木の間をすり抜け、あっという間に視界から消えてしまった。

すぐ追いかけて、飛んでいった方向を見るのが先決だったにも関わらず、
私が一番にとった行動は、部屋に戻ってルアーと肉を取ってくることでした。

 「シンはきっとすぐ近くにとまっているに違いない」と、思い込んでいました。
風に流されるかもしれないということは、考えなかったのです。


でも、これが大誤算。

飛んでいった方向にある空き地で大きくルアーを振りましたが、まったく反応がない。

「シン!シン!」
と何度も大声で呼び、ホイッスルを吹いたけど、
道を行きかう人の視線を集めるだけで、シンの気配はどこにも感じられません。


近くにいるなら、私からは見えなくてもシンからは見えるだろう。
昨晩からエサを食べていないし、おなかも減っているだろうから、飛んでくるはずだ。

泣きそうになりながら、家の近所をルアーを振りながら走り回りました。



すれ違う人に、見かけなかったか聞いて回っても、良い返事は返ってきません。

相変わらず強い風が吹いています。


変な汗が出てきて、喉がやたら渇きます。


探しても探しても、シンの姿は見つからず、やがて日が暮れ、その日の捜索は打ち切りになりました。



飛んでいった方向を確認しなかったこと、それが捜索を困難にした、最大の原因でした。
私の頭の中では、
どうしてすぐに追いかけ 飛んでいった方向を確認しなかったのか、
その後悔がぐるぐると頭を回っていました。

****************

チョウゲンボウのシンをロストして、眠れずに迎えた次の日。
天気は朝から雨。

「こんな日は飛ばないでじっとしているよ」
という旦那の言葉を信じて、できることをすることにした。
貼り紙を作成して、近くのコンビニやバス停、電柱などに貼りに行った。

警察などにも連絡をいれた。

祈るような気持ちで、貼り紙をしながら捜索したけれど、
この日もシンの姿はどこにも見当たらなかった。


ロストしたのは、「今からエサをあげよう」と思っていた矢先のできごとだった。
シンは、金曜の夜からもう2日間食べていない。

前日の夜あげていても 次の日の朝にはお腹すいたと、ピイピイ鳴く甘えん坊のシン。
きっとお腹を空かせているだろうと思うと 胸が締め付けられた。

また一夜が空け、月曜日。
仕事を休み、捜索を続けた。

「シンは、ヒナから育ててるし、あんなに人に慣れていたんだから、お腹が空いたら必ず人の所に行くから」

旦那の言う言葉を何度も反芻して、シンの生存を信じようと必死だった。

「私が諦めたら終わりだ」
「シンは見つけてもらうのを待っているんだ」
そう言い聞かせて とにかく歩き回り 貼り紙を貼る。シンが居そうなところは無いか、上を見上げ探す。

だけどこの日も、何も手がかりは得られなかった。

あの小さい身体で、いつまで体力が持つだろうか?
体力が無くなって飛べなくなったところを 猫やタヌキに襲われていたら?
すでに車に轢かれたかもしれない

だんだんと絶望の色が濃くなってきて、ポジティブなことが考えられなくなってきていた。


何の情報も得られないまま、水曜日になった。
私はすでに、もうシンが生きている可能性は数%だろう、と思うようになっていた。

「死体が見つかったとか、決定的なことが無いかぎり、俺は諦めない」
そういう旦那の言葉も、私には半分しか耳に入らなくなっていた。

メソメソしていたらいけない。見つかるものも見つからなくなってしまう。
そう思っても、涙が出て、ため息が止まらなかった。


家に居て 来るともわからない連絡を待つのは気が狂いそうだったので、
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by biker-vet | 2009-06-28 09:53 | ファルコンリー(鷹匠) | Comments(1)


ファルコナー(鷹匠)歴約9年。ハヤブサのトレーニング、病気&健康管理のことなどを徒然なるままに。STOOPERのオーダーメイドグローブ・フードも紹介しています。http://www.stooper.jp


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