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ハヤブサの救護


今年のフライトフェスタ2010は、雨の中でのお祭りでした。楽しかったですが、寒かったですね!
そんな中 JRFへの募金をしてくださった皆様 本当にどうもありがとうございました!


さて フライトフェスタの翌日の夜、埼玉県の動物病院で働く友人の獣医師から急な連絡がありました。

「野生のハヤブサが運び込まれたんだけど・・・」

田んぼにうずくまっていたところを保護されたようで、友人の病院で身体検査をしたとのこと。

レントゲンでは骨折等は見られないが、風切り羽根が折れており
またケージから出そうとする際なども抵抗せず、衰弱している様子。

餌もないし、病院に置いておいても確実に衰弱してしまう・・・
そこで私のことを思い出し、連絡してくれたとのこと。

遅い時間ではありましたが、緊急を要するだろうと、JRFに連絡をとったところ
「すぐに受け入れます」
と Iさん。

その日のうちに、役所の方に春日部のJRFの施設まで運んでもらいました。

役所の人には無理を言ったかもしれませんが、
こういう場合は一刻を争う場合も多くちょっとした遅れで 助かるものが助からないということはよくあります。

保護されたその日のうちにJRFに搬送されたハヤブサは、すぐに処置を行うことができました。

迅速な処置のおかげか、ハヤブサは翌日、自分からエサに食いついてくれたようで 良かったです。
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メスのハヤブサで、痩せてはいるが、なんとかなりそうとのこと。
ただ、右翼5枚、左翼1枚が欠損しており、換羽させてから訓練して放鳥・・・という長丁場になりそうです。


獣医師、行政、そしてJRFの間で迅速な対応ができるかどうかは、その個体の命に大きく関わります。
今回はこのように、友人からの連絡ですぐに対応できましたが、
役所の方はJRFをご存じ無かったようで、
猛禽類を専門に保護・リハビリをするJRFの存在が、まだ知られていないところもあるということを再認識しました。


連携体制の強化のためにも、獣医師、役所をはじめ、一般の方にも、更にJRFを知って頂けるように、力を入れていく必要がありますね。

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Falconry Equipment STOOPER
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by biker-vet | 2010-03-10 10:34 | 野生動物・リハビリ | Comments(0)

今年初のルアーパス

昨日は午前中だけ、猛禽屋さんにお邪魔しました。
ハヤブサのライカの訓練と一緒に、
チョウゲンボウのシンの、今年初のルアーパスの訓練をさせてもらいに・・・

ハヤブサ、ライカのトレーニングは、旦那がブログで紹介しています(動画あり)


シンは先日、フリーにした際、直線でのルアーキャッチは成功していましたが、
ルアーをかわしたときに、どうなるか…

ちゃんとルアーを追ってきてくれるか、不安はありましたが
猛禽屋 藤田さんをはじめ、出猟中のみなさんが見守っていてくれたので
へなちょこながらも、ルアーを振ることができました。

シンは予想以上に良い飛びをしてくれて、3回のルアーパスに成功!

もうちょっと体力を付けないとという感じではありますが、
それより問題は私の下手なルアーリングでした(^^;がんばろう。。。

チョウゲンボウならではのフライトをさせるためのアドバイスを藤田さんにいただいたので、
今度はそれにトライしてみます!

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プルプル… おつかれさん!


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狩場で出会った散歩中の黒うさぎさん

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藤井さんの手から飛び立つハリスくん

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親子で鷹狩り
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by biker-vet | 2010-02-01 23:50 | ファルコンリー(鷹匠) | Comments(0)

ライカとシンのフリーフライト

昨日は朝5時起きで、茨城の猛禽屋さんへいきました。
狩りに同行&ハヤブサのライカとチョウゲンボウのシンのトレーニングをするためです。

朝はめっちゃ寒かった(*_*) けど、冬晴れの一日で、昼間は穏やかな気候でした。


狩りに行く前に、ライカとシンのトレーニングをさせてもらいました。

ライカのトレーニングを、フリー(紐なし)になってから見るのは初めて。
私はどきどきしながら動画のスイッチを入れ、見守りました。




・・・驚いた。

ファインダー越しに映ったのは 私の知らないライカでした。

力強いフライトで、何度もルアーにアタックしています。


今の家の近くにはハヤブサを飛ばせるような広い場所がないので、
ダンナは貴重な休みの日でも朝早く起きて、茨城の猛禽屋まで車を走らせて
藤田さんに付き合ってもらい、ライカのトレーニングをしていたのです。

いつのまにか、こんなに飛べるようになってたんだ。
めざましい進歩だ!感動です(^-^)


次は私の番。
シンは今シーズンはじめてのフリーフライト。

昨年シンをロストしてから、自信を無くしていたし、シンがどこかに飛んでいくんじゃないか…という不安もあって とにかく緊張しましたが。。。

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シンはすぐにスタートしなかったものの、飛び立ってからは一直線にルアーに向かってきて、
無事キャッチ。

ルアーのエサを食べ終わって、手に戻ってきたときは、一気に緊張がとけました
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「フリーにするの久々だから シンも忘れてたかな・・・」
といったら藤田さんが
「鳥は大丈夫だよ、忘れないから」と。
きっと、問題があるのは人間(私)のほうで、
シンは今年はじめてだからと言っても 昨年のこともちゃんと覚えているんでしょうね。

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by biker-vet | 2010-01-10 12:34 | ファルコンリー(鷹匠) | Comments(10)

2010年のごあいさつ

あけましておめでとうございます。


お互いの家族のところへ年始の挨拶に行って
おせち、スペアリブの煮込み、すき焼き、、、その他美味しいものをたくさん食べ、肥え、
猛禽たちのトレーニングして
あっという間の年末年始でしたー

猛禽たちも元気です
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マーリンのまーこ がんばってますよー


うさぎのつとむ(11歳)も 無事お正月を迎えることができました。
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それから、もうじき、お義姉ちゃんが出産予定です。
逆子が治らなくて心配してたけど 儀式的な治療で治ったそうで(笑)よかったよかった

いま、とっても楽しみにしている自分がいます。
最近、友達の赤ちゃんもかわいいなーと思うようになってきました。


昨年は結婚式やパーティーでバタバタと過ごしたけど
引越しも終わったし 時間を有効に!を目標に。
ファルコンリーも いろいろ挑戦したいことがあります。

本年もどうぞよろしくお願いいたします(^0^)
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by biker-vet | 2010-01-05 22:11 | ご挨拶 | Comments(2)

ノスリのトレーニング

先週土曜は、江戸川区宇喜田公園で「ハヤブサ・タカのフライトショー~猛禽類と自然のしくみを学ぼう~」が行われました。

JRFのメンバーも、保護された傷病鳥と一緒に参加させて頂きました。


続きはこちらで…
「JRFの活動日誌」
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(大人気だった アメチョウ もりぞうクン)


その後39℃の熱を出してダウンした私。免疫よわよわ。。
風邪ひいたと母に言ったら「酢よ!酢!健康には酢!!!」と連呼されたので
酢がんばります・・・
あとオニオンスライスも食べよう・・・血液さらさら目指して。


さて、ちょっと前から保護している野鳥のノスリのトレーニングを開始しました。
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トレーニング開始前のノスリ。グローブの上でも落ち着かない様子



日曜日:餌を持って行くとすぐに手には乗ってくるけど、ヒトが通ると嫌がってバタバタする。
体重が高いからだ、と言われ、この日からを抜くことに。(絶食1日目)

月曜日:餌なし。絶食2日目

火曜日:絶食3日目。もう一日くらい餌を抜くかどうするか・・・
     で、一応体重を計ることに。すると660g 寒さのせいか体重が落ちるのが予想より早い。
     夜、トレーニング。1mないくらいの近い距離で振り替え。

水曜日:夜街頭の下でトレーニング。振り替え。ちょっとずつ距離を伸ばす。

木曜:夜トレーニング。体重680g。昨日よりも距離を伸ばしても飛んでくる。

金曜:今日はトレーニング無し。ウズラ一羽をあげる。

土曜:夜トレーニング。5mくらいの距離でも飛んでくる。順調~

日曜:昼トレーニング。やや風は強いけど、昼間だと夜より反応悪いかと思いきや、嫌がらずに飛んでくる。

その後はだいたい680g前後でキープ。
一度体重を下げてからは、バタバタと暴れなくなりました。

暴れてしまうのは、体重が高くて余裕があって、周りが見えてしまうから、
嫌なものも見えてしまって、結果としてストレスを与えることになる。
餌をあげないことよりも、高い体重で暴れて羽根がボロボロになるほうがノスリにとってよろしくない。

※振り替えのときは、飛んでくるノスリの顔を凝視しないこと。(ノスリがイヤがるから)
ただし、振り替えのパートナーの動きはよく見ておくこと!
ノスリの顔を見ないように!と思ってたら、ダンナの動きも見ないようにしてしまい…
まだダンナが準備できていないのにノスリを飛び立たせてしまった。。

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近くにいくと、身を乗り出してくるようになったノスリン 

年末にかけて引き続きがんばります~
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by biker-vet | 2009-12-26 12:50 | ファルコンリー(鷹匠) | Comments(4)

アメリカ旅行記~世界猛禽類センターで出会った猛禽たち②~

世界猛禽類センターの猛禽たち Part2

【ホワイトジアファルコン】
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(Jimとホワイトジア)

ペレグリンファンドのほとんどの禽舎には、猛禽類が遊ぶおもちゃが置いてあった。
猛禽がおもちゃで遊ぶんだぁ。何もないより、ストレス解消になるんだろうなぁ。
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うちも留守番のときは置いておくほうが良いかもなぁと思いました。
だって、今うちで保護しているチビチョウゲンボウは、帰ってくるといつもペットシーツをビリビリにしてるんです…
部屋中ペットシーツが散乱なんです(--+)

おもちゃの種類は色々で、ホワイトジアのところにはテニスボール、
ほかには、ガラガラのようなものだったり、鳥のぬいぐるみだったり・・・
ハーピーイーグルの禽舎には、餌として利用したニワトリの翼が入れてあった。
これをかじったりしてストレス発散するそうです。


【タイタファルコン】もう一人のツアーコンダクター Jimの愛鳥。
私は初めてタイタファルコンという名前を聞いたけど、かなりレアな鳥らしく
旦那は「おおー!タイタだ!!!」と、大興奮でした
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そのほか、大好きなアプロマドや、アカエリクマタカ
前日、ボイジー郊外(Kunaという街の近く)でたくさん見かけたスワインソンズホークともご対面できました。
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ちなみに、傷ついた猛禽類の保護、というのは、行っていないようです。
このセンターには獣医師はいない、とのことでした。

病気になったらどうするの?と聞いたところ
「ここの鳥は、予防を第一に心がけているので、大きな問題(病気)は起こらない」とのことでした。
もし、何かあった場合は、ワシントンの猛禽類を見られる獣医師に電話で聞くことが多いとのことでした。

ワシントン州立大学に留学していたルーシー先生(私に英会話を教えてくれている方)の話によると、
良く病気の猛禽が、大学の動物病院に運ばれてくることがあったようです。
アラスカ航空/Horizon Airは、病気の猛禽類を無償で運んでくれたので、
空港に取りに行ったこともあったとか。

もしかしたら 世界猛禽類センターからの要請もあったのかもしれないですね。

**********************

Trishに旦那が作ったフードをプレゼントすると、「Beautiful!!」と予想以上に喜んでくれて、
Jimにも自慢していました
最後、一緒に写真を撮るときも、ちゃんとフードを手に持ってくれて。

私の鳥獣戯画グローブも、「すてき!私もオーダーするわ!」と言ってくれました。
なんだか、すごく嬉しかったです。

言葉の壁についての不安はあったけれど、
違う言葉を話す海の向こうの国にも、同じように猛禽を愛していて、
猛禽を保護していこうという意志を同じくする人がいる、ということは通じたと思います。
そういう意味で、とても有意義だったと思えるツアーでした。

この訪問に際し、手紙や質問文の添削をして頂いた 同じ職場のルーシー先生、
ありがとうございました!
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by biker-vet | 2009-09-23 19:10 | 旅行 | Comments(4)

ただいま~&迷子チョウゲンボウ無事に

ただいま~

アイダホ&モンタナ&イエローストーン旅行から無事帰国しました。

時差ボケのせいか?なんだかへんな時間に眠くなったり、夜中に目が覚めたり
いつも以上に ぼーーーっとしたりします。

モンタナは、乾燥が激しくて 肌もくちびるもカッサカサです(笑)

でも、モンタナには いままでみたことのないくらいの
飲み込まれそうな広い空がひろがっていました。
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モンタナは「BIG SKY」と言われているそうだけど
それは 実際自分がその空を見上げてはじめて、このことかと圧倒された。

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野生の動物や猛禽にもたくさん出会えたし
巨大な魚とも格闘しました。

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出会った人も みんなとても優しくて 良くしてくれました。


ポリスに捕まったり、
帰りの飛行機チケットが発券されなくて危うく帰れないところだったり…

色々あったけどそれも良い思い出に。



食べ物だけは、やっぱり日本が一番です、はい。
かえってきて即、とんかつやにいきました(笑)
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これから何回かにわけて、今回の旅のことを書き連ねていこうと思ってます。




*****************

それから 

先日情報提供しました、多摩市の野外で発見された迷子のチョウゲンボウが
無事飼い主さんのもとに戻ることができたとの連絡がありました。

飼い主さんの家から8.5kmほどはなれた場所で、保護されたようです。

目撃した方たちからの情報によると
野生のチョウゲンボウとつるみながら、弱ったセミを捕まえて食べていたり
人にエサをねだったりもしつつ
約一ヶ月間 野外生活をたくましく生き抜いたようです。

こういうことってあるんですね~

体重は、180gだったのが帰宅時には210gくらいまで増えていたとのこと。
逞しいチョウゲンボウだったようで、無事で良かったです
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by biker-vet | 2009-09-13 16:33 | 旅行 | Comments(0)

アイダホといえばポテト?いやいや猛禽です

新婚旅行といえば、私の友人に人気なのは
モルディブ、フィジー、ニューカレドニア、バリ、ハワイなど…
ビーチリゾートがやっぱり人気みたい。

私たちは9/1からアメリカに行ってきます(^^
アイダホ・モンタナ・ワイオミング…あんまり馴染みのない州かな


最初に向かうのは アイダホのボイジーという街。
アイダホの州都で結構大きな街みたい。
アイダホといえば、ポテト…くらいしか知らなかったけど
実は猛禽類と深い関わりがあるそうなんです('0')

アイダホ・ボイジーの南には、スネーク川という
猛禽類のサンクチュアリと呼ばれる
世界最大級の猛禽類の生息地があるんです。

そこではたくさんの野生のアメリカ育ちの猛禽ちゃんが見られるのです♪


そして、「世界猛禽類センター(World Center of Birds of Prey)」もボイジーにあります。

ここは、The Peregrine Fundという民間基金による猛禽類保護・飼育のための施設で、
同基金の本部でもあるらしい。

色んな猛禽類に会えるほか、一般向けのプログラムもあって
猛禽類のことを知らない人でもガイドが猛禽類についてわかりやすく教えてくれるそうです。


が、私たちは仮にもファルコナー。もうちょっとディープな内容のツアーに申し込んでみました。
その名も「Secret Live of Raptors Tours」
猛禽のシークレットライブって 笑
(ステージでギターかき鳴らすハヤブサに客席の女の子がきゃーきゃー言ってるイメージ)

施設で飼われている猛禽類の飼育法や管理法、トレーニングなど、裏側も色々見せてくれるツアーみたいです。

拙い英語ながらもなんとか申し込んだら
「この日はあなたたち二人だけよ♪」って。
え、英会話成り立つかな・・・
お国は違えど同じように猛禽を愛する気持ちの持ち主同士、なんとかなるかな。
頑張ってお話してきます。

せっかくの機会なので、色々質問しようと思ってます。
もし何か聞きたい質問がある方は、ぜひコメント欄に記入してください。
今週木曜日までにいただけたら、英文に直して持って行きます!


ボイジーで猛禽類を堪能したあとは、釣りと野生動物見学の旅です!
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(お友達に教わりながら釣り練習中in忍野)


10日間のロングバケイション。
「10日間も行くなんて社会人として非常識。」と親には一喝されたけど
動物飼っている身としては、こんな長期旅行は一生に一度…ですたぶんm(_ _)m


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(久々に広い場所でトレーニング。シンはお腹の調子も治り絶好調!)

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(チビチョウゲンボウははじめての場所にビビって全然飛んでこなかった。野生に戻れるかい?きみ・・)
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by biker-vet | 2009-08-25 08:13 | 旅行 | Comments(3)

シンの捜索【2016年1月追記】

チョウゲンボウのシンをロストして、眠れずに迎えた次の日。
天気は朝から雨。

「こんな日は飛ばないでじっとしているよ」
という旦那の言葉を信じて、できることをすることにした。
貼り紙を作成して、近くのコンビニやバス停、電柱などに貼りに行った。

警察などにも連絡をいれた。

祈るような気持ちで、貼り紙をしながら捜索したけれど、
この日もシンの姿はどこにも見当たらなかった。


ロストしたのは、「今からエサをあげよう」と思っていた矢先のできごとだった。
シンは、金曜の夜からもう2日間食べていない。

前日の夜あげていても 次の日の朝にはお腹すいたと、ピイピイ鳴く甘えん坊のシン。
きっとお腹を空かせているだろうと思うと 胸が締め付けられた。




また一夜が空け、月曜日。
仕事を休み、捜索を続けた。

「シンは、ヒナから育ててるし、あんなに人に慣れていたんだから、お腹が空いたら必ず人の所に行くから」

旦那の言う言葉を何度も反芻して、シンの生存を信じようと必死だった。

「私が諦めたら終わりだ」
「シンは見つけてもらうのを待っているんだ」
そう言い聞かせて とにかく歩き回り 貼り紙を貼る。シンが居そうなところは無いか、上を見上げ探す。

だけどこの日も、何も手がかりは得られなかった。



あの小さい身体で、いつまで体力が持つだろうか?
体力が無くなって飛べなくなったところを 猫やタヌキに襲われていたら?
すでに車に轢かれたかもしれない

だんだんと絶望の色が濃くなってきて、ポジティブなことが考えられなくなってきていた。




何の情報も得られないまま、水曜日になった。
私はすでに、もうシンが生きている可能性は数%だろう、と思うようになっていた。

「死体が見つかったとか、決定的なことが無いかぎり、俺は諦めない」
そういう旦那の言葉も、私には半分しか耳に入らなくなっていた。

メソメソしていたらいけない。見つかるものも見つからなくなってしまう。
そう思っても、涙が出て、ため息が止まらなかった。


家に居て 来るともわからない連絡を待つのは気が狂いそうだったので、
職場に行き、頭は働かないまま資料を眺めていた。
そのとき電話が鳴った。
旦那からだった。


「シンが見つかったぞ」
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by biker-vet | 2009-06-28 21:53 | ファルコンリー(鷹匠) | Comments(6)

シンのロスト、捜索 【2016年1月 追記】

2009年6月28日

先週の土曜日、天気がよく、風がある午後1時半のことでした。
私の不注意で、庭からチョウゲンボウのシンをロストしてしまいました。

飛び立ったシンは 庭の木の間をすり抜け、あっという間に視界から消えてしまった。

すぐ追いかけて、飛んでいった方向を見るのが先決だったにも関わらず、
私が一番にとった行動は、部屋に戻ってルアーと肉を取ってくることでした。

 「シンはきっとすぐ近くにとまっているに違いない」と、思い込んでいました。
風に流されるかもしれないということは、考えなかったのです。


でも、これが大誤算。

飛んでいった方向にある空き地で大きくルアーを振りましたが、まったく反応がない。

「シン!シン!」
と何度も大声で呼び、ホイッスルを吹いたけど、
道を行きかう人の視線を集めるだけで、シンの気配はどこにも感じられません。


近くにいるなら、私からは見えなくてもシンからは見えるだろう。
昨晩からエサを食べていないし、おなかも減っているだろうから、飛んでくるはずだ。

泣きそうになりながら、家の近所をルアーを振りながら走り回りました。



すれ違う人に、見かけなかったか聞いて回っても、良い返事は返ってきません。

相変わらず強い風が吹いています。


変な汗が出てきて、喉がやたら渇きます。


探しても探しても、シンの姿は見つからず、やがて日が暮れ、その日の捜索は打ち切りになりました。



飛んでいった方向を確認しなかったこと、それが捜索を困難にした、最大の原因でした。
私の頭の中では、
どうしてすぐに追いかけ 飛んでいった方向を確認しなかったのか、
その後悔がぐるぐると頭を回っていました。

****************

チョウゲンボウのシンをロストして、眠れずに迎えた次の日。
天気は朝から雨。

「こんな日は飛ばないでじっとしているよ」
という旦那の言葉を信じて、できることをすることにした。
貼り紙を作成して、近くのコンビニやバス停、電柱などに貼りに行った。

警察などにも連絡をいれた。

祈るような気持ちで、貼り紙をしながら捜索したけれど、
この日もシンの姿はどこにも見当たらなかった。


ロストしたのは、「今からエサをあげよう」と思っていた矢先のできごとだった。
シンは、金曜の夜からもう2日間食べていない。

前日の夜あげていても 次の日の朝にはお腹すいたと、ピイピイ鳴く甘えん坊のシン。
きっとお腹を空かせているだろうと思うと 胸が締め付けられた。

また一夜が空け、月曜日。
仕事を休み、捜索を続けた。

「シンは、ヒナから育ててるし、あんなに人に慣れていたんだから、お腹が空いたら必ず人の所に行くから」

旦那の言う言葉を何度も反芻して、シンの生存を信じようと必死だった。

「私が諦めたら終わりだ」
「シンは見つけてもらうのを待っているんだ」
そう言い聞かせて とにかく歩き回り 貼り紙を貼る。シンが居そうなところは無いか、上を見上げ探す。

だけどこの日も、何も手がかりは得られなかった。

あの小さい身体で、いつまで体力が持つだろうか?
体力が無くなって飛べなくなったところを 猫やタヌキに襲われていたら?
すでに車に轢かれたかもしれない

だんだんと絶望の色が濃くなってきて、ポジティブなことが考えられなくなってきていた。


何の情報も得られないまま、水曜日になった。
私はすでに、もうシンが生きている可能性は数%だろう、と思うようになっていた。

「死体が見つかったとか、決定的なことが無いかぎり、俺は諦めない」
そういう旦那の言葉も、私には半分しか耳に入らなくなっていた。

メソメソしていたらいけない。見つかるものも見つからなくなってしまう。
そう思っても、涙が出て、ため息が止まらなかった。


家に居て 来るともわからない連絡を待つのは気が狂いそうだったので、
職場に行き、頭は働かないまま資料を眺めていた。
そのとき電話が鳴った。
旦那からだった。


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by biker-vet | 2009-06-28 09:53 | ファルコンリー(鷹匠) | Comments(1)


ファルコナー(鷹匠)歴約9年。ハヤブサのトレーニング、病気&健康管理のことなどを徒然なるままに。STOOPERのオーダーメイドグローブ・フードも紹介しています。http://www.stooper.jp


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