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シンのロスト、捜索 【2016年1月 追記】

2009年6月28日

先週の土曜日、天気がよく、風がある午後1時半のことでした。
私の不注意で、庭からチョウゲンボウのシンをロストしてしまいました。

飛び立ったシンは 庭の木の間をすり抜け、あっという間に視界から消えてしまった。

すぐ追いかけて、飛んでいった方向を見るのが先決だったにも関わらず、
私が一番にとった行動は、部屋に戻ってルアーと肉を取ってくることでした。

 「シンはきっとすぐ近くにとまっているに違いない」と、思い込んでいました。
風に流されるかもしれないということは、考えなかったのです。


でも、これが大誤算。

飛んでいった方向にある空き地で大きくルアーを振りましたが、まったく反応がない。

「シン!シン!」
と何度も大声で呼び、ホイッスルを吹いたけど、
道を行きかう人の視線を集めるだけで、シンの気配はどこにも感じられません。


近くにいるなら、私からは見えなくてもシンからは見えるだろう。
昨晩からエサを食べていないし、おなかも減っているだろうから、飛んでくるはずだ。

泣きそうになりながら、家の近所をルアーを振りながら走り回りました。



すれ違う人に、見かけなかったか聞いて回っても、良い返事は返ってきません。

相変わらず強い風が吹いています。


変な汗が出てきて、喉がやたら渇きます。


探しても探しても、シンの姿は見つからず、やがて日が暮れ、その日の捜索は打ち切りになりました。



飛んでいった方向を確認しなかったこと、それが捜索を困難にした、最大の原因でした。
私の頭の中では、
どうしてすぐに追いかけ 飛んでいった方向を確認しなかったのか、
その後悔がぐるぐると頭を回っていました。

****************

チョウゲンボウのシンをロストして、眠れずに迎えた次の日。
天気は朝から雨。

「こんな日は飛ばないでじっとしているよ」
という旦那の言葉を信じて、できることをすることにした。
貼り紙を作成して、近くのコンビニやバス停、電柱などに貼りに行った。

警察などにも連絡をいれた。

祈るような気持ちで、貼り紙をしながら捜索したけれど、
この日もシンの姿はどこにも見当たらなかった。


ロストしたのは、「今からエサをあげよう」と思っていた矢先のできごとだった。
シンは、金曜の夜からもう2日間食べていない。

前日の夜あげていても 次の日の朝にはお腹すいたと、ピイピイ鳴く甘えん坊のシン。
きっとお腹を空かせているだろうと思うと 胸が締め付けられた。

また一夜が空け、月曜日。
仕事を休み、捜索を続けた。

「シンは、ヒナから育ててるし、あんなに人に慣れていたんだから、お腹が空いたら必ず人の所に行くから」

旦那の言う言葉を何度も反芻して、シンの生存を信じようと必死だった。

「私が諦めたら終わりだ」
「シンは見つけてもらうのを待っているんだ」
そう言い聞かせて とにかく歩き回り 貼り紙を貼る。シンが居そうなところは無いか、上を見上げ探す。

だけどこの日も、何も手がかりは得られなかった。

あの小さい身体で、いつまで体力が持つだろうか?
体力が無くなって飛べなくなったところを 猫やタヌキに襲われていたら?
すでに車に轢かれたかもしれない

だんだんと絶望の色が濃くなってきて、ポジティブなことが考えられなくなってきていた。


何の情報も得られないまま、水曜日になった。
私はすでに、もうシンが生きている可能性は数%だろう、と思うようになっていた。

「死体が見つかったとか、決定的なことが無いかぎり、俺は諦めない」
そういう旦那の言葉も、私には半分しか耳に入らなくなっていた。

メソメソしていたらいけない。見つかるものも見つからなくなってしまう。
そう思っても、涙が出て、ため息が止まらなかった。


家に居て 来るともわからない連絡を待つのは気が狂いそうだったので、
職場に行き、頭は働かないまま資料を眺めていた。
そのとき電話が鳴った。
旦那からだった。


「シンが見つかったぞ」
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by biker-vet | 2009-06-28 09:53 | ファルコンリー(鷹匠) | Comments(1)

フライトフェスタ2009 告知

あっというまに3月。
一昨日はみぞれが降る寒い一日だったけど
これから 日に日に春らしくなってくるのかな。

さて、今年も 国内最大の猛禽類のイベント
フライトフェスタが開催されます。
猛禽が大空を舞う姿を間近で見られる良い機会なので
猛禽好きには涎もののイベントですね。
もちろん一般の方も、なかなか無い機会ですので ぜひお越し下さい。

STOOPERもブースを出します。
グローブ、フード、その他小物類を個数限定で フライトフェスタ特別価格で販売します。
人気のパイソングローブなども出品する予定です。
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日時:2009年3月15日(日) 10:00~16:00 雨天決行
場所:千葉県野田市の関宿城博物館イベント広場(千葉県野田市関宿三軒家143-4)
駐車場:関宿城博物館イベント広場用駐車場
主催:猛禽屋 World Falconers Club

競技は、
10:20~ハヤブサ(ルアーリング)    
13:00~ハヤブサ(スカイトライアル)
14:00~オオタカ(タイムトライアル)  
15:30~ノスリなど(タイムトライアル)
15:50~競技参加以外のフライト   

というタイムスケジュールのようです。

私はチョウゲンボウのシンと一緒に、ルアーリングにチャレンジしようかと思っています
いまフィールドで思い切りルアーを振れるのは 週にたった一度。
どんなフライトになるかは、当日のお楽しみです。。


昨年のフライトフェスタから もう1年経ったんですね。
昨年のように暴風だとルアーリングできないので、穏やかに晴れてくれますように。



RCグライダーをされているコンノさんから 小型グライダーを猛禽が追いかけている 貴重な動画をいただきました。トビでしょうか?

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by biker-vet | 2009-03-06 08:31 | 競技会・イベント | Comments(2)

スカイトライアル 2008

先週土曜日、ハヤブサのフライト・コンテスト「Sky Trials in Japan 2008」が開催された。


現地に着くと、既に多くのファルコナーとハヤブサたち、そして多くのカメラマン。
抜けるような青空の下、みんなこの日を楽しみにしていたんだろう。
わくわくした感じが伝わってくる。

私は 楽しみな気持ちもありつつも激しく緊張していた。
そう この1ヶ月、毎日のようにトレーニングしたのは、
このsky trialの「ルアーアタック・コンテスト」にチョウゲンボウのシンとエントリーするためだった。


ルアーアタック・コンテストは、ファルコナーがルアー(鳥の姿に似せた疑似餌)を振り回して鳥を誘導し、
ワンフライト中にルアーに何回アタックしてくるかの回数を競う。
途中で鳥が地面に降りたり、パーチング(木などに止まってしまう)した場合は失格となる。

この日に向けて約一ヶ月早朝練習をしていたけれど、思うようにルアーが振れなかったり
シンをうまく誘導できなかったり。

(早朝トレーニングの様子)
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早朝トレーニングのときも、シンは木や人に止まることが多くて、
納得いく結果がだせないままの本番だったけど、「ルアーパス5回」を目標に挑戦することにした。



緊張はしていたけど、青空の下、広い野原でシンを飛ばすことができるのは久しぶり。

気持ちよくて、フィールドに立つとそれまでの極度の緊張はいつのまにか解けていた。



シンはフードを外しても、初めての場所にとまどっていたのか、なかなか飛び立たない。
何度か笛を吹いたところで、ようやくスタート。


やっている最中は、何回やったのか、数えられなかった。
3回はクリアしたのはわかった。
師匠の「まだいける!」の声がして、そのあと、1回、2回・・・
まだいけちゃうかも?と思ったとき、シンはふわりと地面に降りた。



結果は、7回。
でも 地面に降りちゃったので、競技としては失格。
欲張りすぎたなぁ。。
だけど、心の中はすっきりしてた。むしろ充実してた。
一生懸命がんばってくれたシンのことが、とても誇らしかった。

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「チョウゲンボウはすぐに地面に降りてしまったりどこかに止まってしまったりと、
ルアーリングが難しいのに、よくチャレンジしてくれました。」と主催の杉崎さんのひと言も、嬉しかった。




そのあとは、ようやく一ギャラリーとして、コンテストを純粋に楽しむ側にシフトチェンジ。
(今回は写真あまり撮らなかったのです、、、詳細はコンノさんのblogをどうぞ)


スカイ・トライアルでは、はじめてハヤブサのストゥープ(急降下)を眼前で拝むことができた。
時速200km近くでていたらしい。世界最速の生き物とはいえ、
なんでそんな速度が出せるのか…
ほんとに不思議。

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(素晴らしいフライトを見せてくれたハヤブサ&猛禽屋藤田さん)



この日は本当に天気に恵まれ、飛んでいるハヤブサたちはみんな気持ちよさそうだった。
実際気持ちよすぎたようで、そのまま上昇気流に流されて遠くに行ってしまうハヤブサも多かった。
今日は風が強くないから、流されて離れていってしまうハヤブサはいないだろう 
と思っていたのに。


ハヤブサにとって(ハヤブサに限らず動物一般に共通して)一番魅力的なのは餌だ
って思い込んでいたけど、
食欲よりも、「飛ぶ」という魅力のほうが勝るということがあるんだって
またひとつ新たな発見があった。



そう、それから、藤沢にお住まいのYさんから、「良かったら…」と、
こんな素敵な輸送箱(?)を頂いちゃいました。
すべて手作りだそうです。素敵!有難う御座いました。
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来年を楽しみに、またトレーニングがんばろうと思います。
そして来年は、もっと多くの人に来てもらいたいな。こんな素敵なイベントだもん。


最後に…
文句も言わず早朝トレーニングに付き合ってくれて ビシバシ指導してくれた師匠、
ありがとうございました
押忍
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by biker-vet | 2008-03-27 08:31 | ファルコンリー(鷹匠) | Comments(5)


ファルコナー(鷹匠)歴約9年。ハヤブサのトレーニング、病気&健康管理のことなどを徒然なるままに。STOOPERのオーダーメイドグローブ・フードも紹介しています。http://www.stooper.jp


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