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カテゴリ:獣医師( 10 )

新型ノロを世界で初検知 川崎市

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川崎市健康安全研究所 新型ノロウイルス発見(読売新聞 2015年10月27日)

新型ノロを世界で初めて発見 川崎市職員5人表彰(神奈川新聞 10月27日)





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by biker-vet | 2015-10-30 08:46 | 獣医師 | Comments(0)

ノロウイルス論文

新しい遺伝子配列を持ち今年日本やアジアで流行したノロウイルス GII.17について書いた論文が、
Euosurveillanceにacceptされ、掲載された。
Eurosurveillance, Volume 20, Issue 26, 02 July 2015

Rapid communications
GENETIC ANALYSES OF GII.17 NOROVIRUS STRAINS IN DIARRHEAL DISEASE OUTBREAKS FROM DECEMBER 2014 TO MARCH 2015 IN JAPAN REVEAL A NOVEL POLYMERASE SEQUENCE AND AMINO ACID SUBSTITUTIONS IN THE CAPSID REGION


second authorだけど、厳しい審査員&編集者からの指摘の雨あられへの返信、限られた時間でのデータ修正、譲れない点を貫く姿勢…色々とても勉強になりました。

データをまとめて論文にすることで、多くの人がその情報を参考にできる。
例えば私が死んでもそれは残る。

いつか、猛禽たちのことも、何か遺せるものを作れれば良いな

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by biker-vet | 2015-07-12 16:23 | 獣医師 | Comments(0)

命をつなぐペットショッププロジェクト

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日本のペット殺処分を無くすための具体的な構想について 大学の研究室の後輩 ニノくんに
実際に話を聞いたのは、2013年のちょうど今頃。

この構想は
パタゴニアの取り組みと重なりました。
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パタゴニアは、環境保護活動をビジネスに取り入れ、
パタゴニア製品を買う人が、 直接的・間接的に環境を守ることに貢献できるシステムを作ってる。

多くのパタゴニアユーザーは 自然の中で遊ばせてもらい その恩恵を受け
自分たちが自然を良く理解しているからこそ

「環境保護の取り組みは自分達が一番やるべきだ」

ということをよくわかっている。

だからそのシステムは当然のように支持される。

私たち獣医師や 多くの動物好きも それと同じで、
大抵動物が好きで いろんなかたちで動物に恩恵を受けていることは 自分が一番わかってるはず。

だから 日常生活の中で、

『間接的にでも 殺処分を無くすために貢献できるシステム』

があれば支持されるだろうと思い、ニノくんの構想を応援したいと思いました。


そのプロジェクトが 今月動き出しました。

【いのちをつなぐペットショッププロジェクト】

概要は以下に書かれています。

いのちをつなぐペットショッププロジェクト

いのちをつなぐペットショッププロジェクトのプロセス


ニノくんが書いているように、このプロジェクトは

『日本でいちばん参加ハードルの低い動物愛護活動』

です。

そして、これが成功するかどうかは

「賛同してくださる方の数」で決まります。




「犬猫の殺処分が無いほうが良い、減ってほしい」

「日本で保護犬・保護猫がペット選択の第一選択肢になってほしい」

という気持ちを共感できる方は、上記ブログをお読みいただき

もしフェイスブックをやっている方がいましたら 

「いのちをつなぐペットショッププロジェクト」
facebook ページに 「いいね」を押してもらえたら うれしいです
(→すいませんリンクがうまく貼れず…facebookにログインして検索してもらえたらすぐみつかるはず)

それが集まったとき、日本のペット殺処分の現状を変える 大きな力になるはずです。


ちなみに先日、
辻堂海浜公園で毎月第3週末開催の pawpads里親会に、
故ツトム(パンダうさぎ 享年13歳)に使用してたキャリーケース、
タオル、ペットシーツなどを、少しだけど寄付してきました。
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役に立てば嬉しいなあ。


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by biker-vet | 2014-04-23 22:38 | 獣医師 | Comments(0)

つとむの命日

今日は、うさぎのつとむの命日でした

一年、つとむのことは、書けずにいました。

人間でいうと、100歳くらい。
十分長生きしてくれました。
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ひょんなことから、兄がもらってきた2羽のうさぎ。
そのうちの1羽がつとむでした。
(もう1羽は親友の麻衣子に託し、大切に育ててもらいました)

つとむは、牧草が嫌いだった割に
うさぎに多い歯や胃腸のトラブルもほとんどなく、
手のかからない良い子でした。


去勢する前は、
父の顔にマーキング(放尿)したり、電話線をかじったり(何回電話中に「ツーツー」と突然電話が切られたことか)、私のヴィトンの財布をボロボロに破壊したりと、なかなか凶暴なところもあったけど

基本的には穏やかな性格で、抱っこも嫌がらず、眉間を撫でるとウットリと目を細めて

去勢手術後は、さらにおっとり 
のほほんとしたウサギになりました。
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そんなつとむに、うれしいときもつらいときも、いつも元気をもらいました。




最後は足腰が弱くなって、皮膚がおしっこでただれてしまって
痛々しい状態でした。
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尿で濡れてしまわないよう、バリカンで毛を刈ったり
おなかの調子が悪くならないよう、お灸をしたり…
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でもすぐに汚れてしまい、
タオルで拭いてあげると 痛がって、、、
最後は、寝転がると自分で立てず、バタバタともがくようにしている様子も、つらかっただろう。


介護も、大変でした。
母がよくしてくれました。


獣医の友達も、たくさん相談にのってくれました。



つとむが、虹の橋を渡って月に帰っていった昨年の今日は
悲しかったけど、
つとむもずっとつらかったから そこから解放されて良かったんだよ、
と旦那が言ってくれて
そうかもしれないな、と思えました。



今も、満月を見ると必ず、つとむのことを想います。
今日は 大好きだった林檎をお供えしました。
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今頃 月でシャリシャリかじってるような気がします。
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by biker-vet | 2012-01-18 00:58 | 獣医師 | Comments(0)

宮崎の話

じめじめな日々が続いてるけど、今日は七夕でしたね。

彦星さんは牛飼いだったというから、織姫さんよりも口蹄疫のことが気になってるかもしれないですね。


私の上司は 6月終わりに宮崎に行ってきた一人なのですが…
そのときの話を聞きました。


とある農場で牛の殺処分中、農家さんの娘さん2人がお母さんを挟んで、
上司たち獣医師の作業と牛さんたちを見ていたそうです。

お嬢さんたちは二十歳くらいで ギャル系だったけれど、
見た目とは違い まるで幼稚園児のように
お母さんの袖先をしっかり指でつかんでいたそうです。
彼は 彼女達の不安・困惑・悲しみを混ぜた表情に、心を殴られたような 衝撃をうけたと…

一方で、お父さんは 一生懸命殺処分を手伝い、最後に、深々とお辞儀をされ、
上司たちを見送ったそうです。
ワクチン接種農家であって感染があったわけではない農家です。


「公務員獣医として、彼らの表情を私は一生覚えておかないといけないと 思いました。


昨今、BSEでもそうですが、経済問題つまり生産者をないがしろにして、
消費者の安全性のみ興味が向いているような気がします。

生産者・産業軽視の考えがなぜここまで進行しているのか?
食糧の供給あってこその、食品の安全であり安心ではないのか?

今回の件は、このあたりの風潮を、端的に具現化した事象なのではないかと思えて成りません」


この言葉は とても響きました。



東京では、だんだんと口蹄疫の報道が少なくなってきていますが、
現地はまだなにも終わっていないのでしょう。

地元紙によると、3割の方がメンタルケアが必要になっているそうです。

農家さんにとって牛は財産であるだけでなく 家族だから
心のバランスが保てなくなって 当たり前だと思う。

一刻も早く笑顔が戻るよう、募金など出来る範囲で、支援を続けていこうと思います


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おまけのシン。窓の外を見ながら、宮崎がんばれーと 念を送ってくれてます。
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by biker-vet | 2010-07-07 22:04 | 獣医師 | Comments(2)

ソロモン流「賢人:齊藤 慶輔(獣医師)」

本日21:54~のTV番組「ソロモン流」は

野生猛禽類の獣医師 齊藤 慶輔先生が賢人として登場するようです。
よろしかったらどうぞ(^^




日本で数少ない野生動物専門の獣医師・齊藤慶輔。野生動物を救うために戦い続ける彼を半年間にわたって完全密着!最北の大地を舞台に生命の物語を綴ります。
http://www.tv-tokyo.co.jp/solomon/
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by biker-vet | 2010-06-20 20:10 | 獣医師 | Comments(2)

夜間動物救急

昨晩は、夜間の動物救急の現場を見学させてもらいました。
以前から夜間動物救急には興味があったので
ちょうど友人が出勤する日だったということもあり、お邪魔させてもらいました。


飼い主さんから電話があり、お話を聞いて、処置が必要となれば救急車で向かいます。

もちろん、相談だけだったり、獣医師と話した結果明日の朝まで様子を見るということになったりと、電話だけで済むこともしばしば。

でも昨日は電話・出動ともに多かったです。

たいてい日曜は、平日よりも電話が多いらしい。
(家族が家にいるから動物の異変に気づきやすい とか、
昼間から様子がおかしかったけど明日まで様子見ようと思ってたけどやっぱりどんどん体調が悪くなって朝まで待てない…とか)


8時を過ぎたころから、電話がジャンジャン鳴りはじめる。

てんかん発作が起こった、
おしっこが出ない、
階段から落ちた…などなど

9時過ぎにはすべての往診車が出動。


私が乗せてもらった救急車がまず向かったのは、
他の犬に右わきの下を噛まれたというワンちゃんの所。
実際に見ると、15cm位ガッツリと皮膚が裂けていた。
噛まれたショックからかなり怯えていたので
軽く鎮静をかけて縫合。
私も久しぶりに保定のお手伝いさせてもらう。

処置が無事終わり、本部へ戻る途中、
今度は発作が起きたという猫ちゃんの飼い主さんから電話が。
どうやらてんかん発作のよう。
今のような季節の変わり目の時期は、気圧の変化から
てんかん発作を起こす子が多いようです。
飼い主さんは発作を見るのは初めてとのことで
とってもびっくりされたようで、飼い主さんも震えてしまったと。
気持ちわかります。発作が起こってる時は、1分がとても長く感じます。


本部に戻ってほっと一息したのも束の間
夜中2時を過ぎても電話が鳴ります。

最後に向かったのは高齢のワンちゃんの嘔吐でした。
現場に到着すると飼い主さんは裸足でワンちゃんを抱えてきました。
救急車の到着をずっと不安な気持ちで待っていたんだろうな。


どの飼い主さんも、処置が終わって家に戻っていくときのホっとした顔が 
愛情の深さを物語っていました。


すべてが終わって、家に着いたころにはもう、空が白みはじめていた。

夜中起きてるの久しぶりだったのでやっぱりそれなりに疲れたけれど
とっても刺激になりました。

次々来る電話や診察をこなす友達は、普段とは違う(?失礼)
とっても頼もしい かっこいい獣医師でした。
さすが毎日命削って仕事してるだけある。

私は見てるだけだから気楽なもんだったけど…
やっぱり臨床は 大変だけど面白い。


そうそう、飼っている動物に夜中に何かあったときに
夜中も見てくれる近くの病院を探しておくと
いざというとき安心ですね

最近は夜間救急病院も増えてきてはいますが、
特に鳥やうさぎ エキゾチックアニマルは
夜間救急で対応できないところもありますから
かかり付けの獣医師と前もって相談しておくと良いかもしれないですね。
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by biker-vet | 2010-06-07 20:33 | 獣医師 | Comments(0)

口蹄疫 難産で取り上げた子牛 自ら


まだ小さな子牛に薬剤を注射すると、やがて動かなくなり、息絶えた。

口蹄疫の被害が集中する宮崎県川南町の獣医師小嶋聖さん(39)が、
24日に殺処分した約50頭のうちの1頭は、
つい1ヶ月前、難産で苦しむ母牛から自ら取り上げた子牛だった。


「今の気持ちを表現する言葉は、どこにも見当たらない…」

今月中旬から殺処分に加わった小嶋さんは処分の場面を話すと、
涙で言葉が継げなくなる。
殺処分を繰り返す毎日に「精神的にきつい」と漏らした。


朝9時から始まった処分は昼の休憩を挟んで午後5時まで続いた。

暴れる牛たちを押さえ、次々に薬剤を注射していく。


その子牛が生まれたのは、ある夜のこと。

いつも往診している農家から呼び出された。
急いで駆け付けると、何とか無事に産んでくれた。

一ヵ月後、まさかその子牛の命を奪う薬剤を、自分が注射することになるとは。


「特に今日のつらさは…」

言葉は再びおえつに変わった。


農場主の多くは、牛の姿を見るのがつらいのか、作業には立ち会わないという。
しかし、その子牛を飼育していた農場主は、死体を埋め終わるまで立ち会った。

土をかける前の穴に塩と焼酎を備え、つぶやいていた。

「すまんかったね」

小嶋さんは、ただ農場主の姿を見ているしかなかった。


口蹄疫が発生した地区の獣医師の多くは、発生直後から農場での診療を自粛した。
感染拡大を防ぐためで、小嶋さんも何もできない日々を送っていた。

すると、知り合いの農場主から電話がかかってきた。

「牛が感染しました。知らない人ではなく、最期は先生にお願いしたい。」


殺処分が終了すれば、診療所の周囲からは牛や豚は消える。
治療すべき家畜がいなければ、診療所の経営は厳しい。

「先が見えない状態だが、今は自分ができる最後の仕事かなと思ってやっている」


(東京新聞 平成22年5月25日 夕刊より)



***募金情報***

●宮崎県口蹄疫被害義援金●
【ゆうちょ銀行でお振り込みされる場合】
記号:01740-9
番号:69998
口座名:社会福祉法人宮崎県共同募金会
【ゆうちょ銀行以外の金融機関からお振り込みされる場合】
金融機関名:ゆうちょ銀行
店名:一七九(いちななきゅう)店
店番:179
預金種目:当座預金
口座番号:0069998
口座名:社会福祉法人宮崎県共同募金会

●yahoo!ボランティア●(ネット上で募金可能。yahooポイントも使えます)
→私もやったけどとっても簡単でよかったです


その他、セブンイレブン、赤ちゃん本舗、イトーヨーカドー、デニーズ、サークルK、ダイエー等にも、募金箱が設置されているようです
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by biker-vet | 2010-05-26 19:55 | 獣医師 | Comments(0)

口蹄疫 おなじ仲間として・・・

私は、ともだちみんな知っているほどのとんかつ好きです。
大学時代6年間、とんかつ屋でバイトしてました。
いまも週に一度は旦那と一緒にとんかつ屋に行くほど。


こうやって毎日、おいしいお肉が食べられ、おいしい牛乳が飲めているのは、
全国の農家さんが朝早くから毎日休み無く愛情をかけて動物を育ててくれているから。

今回口蹄疫の事件で、農家さんがどれほど牛や豚に愛情を注いで育てているかを、再確認しました。

その牛や豚や農家さんが、いま苦しんでいる。

宮崎に行っていた・もしくはこれから行く友人獣医師も
過酷な労働と精神状態になるのだろう

きっと農水省の友人知人も、不眠不休で働いてるんだろう…


「殺処分や埋設作業をする方々は、消毒剤等で皮膚が荒れ、
家畜防疫員(獣医さん達)や保定作業員の方々は、
連日連夜の注射や保定作業で腱鞘炎や筋肉痛等で手足が動かなくなったりする場合もある。
嫌がる牛や豚をなだめ押さえながら殺処分をしていくのだ。辛い作業である。
大型家畜を扱う精神的・肉体的負荷・疲労は想像を絶する。」

東国原知事のブログからだ。


現場の様子を知るほど、現場で働く人たちには頭が上がらない。

現地の写真
刺激の強い写真も載っていますが、現場の写真です
この記事の最後にも何枚か載せますので 苦手なかたはご遠慮ください



普段家畜と接する仕事をしていない私たちのほうが、
現地から戻ったあとのことを考えれば、行くべきなのではとも思う。
現場で役に立てるとは思えない。
でも獣医師という資格を持った人しかワクチン打ったり、安楽殺処分できないのであれば
自分が持っている資格は 今生かさないでいつ生かすんだ…



この日記を見てくれている人は、動物好きな人か、仕事で動物に関わる人が大半だと思います

食に関わる仕事をしている人、食べることが好きな人も多いと思う


いま苦しんでいる畜産農家の方も
私たちと同じく動物が好きで、動物に毎日関わっている方たちです。 


同じ仲間が苦しんでいます

一人一人ができる範囲で
ちょっとでもいいから一緒に応援してくれたらうれしいです





***募金情報***

●宮崎県口蹄疫被害義援金●
【ゆうちょ銀行でお振り込みされる場合】
記号:01740-9
番号:69998
口座名:社会福祉法人宮崎県共同募金会
【ゆうちょ銀行以外の金融機関からお振り込みされる場合】
金融機関名:ゆうちょ銀行
店名:一七九(いちななきゅう)店
店番:179
預金種目:当座預金
口座番号:0069998
口座名:社会福祉法人宮崎県共同募金会

●yahoo!ボランティア●(ネット上で募金可能。yahooポイントも使えます)
→私もやったけどとっても簡単でよかったです


その他、セブンイレブン、赤ちゃん本舗、イトーヨーカドー、デニーズ、サークルK、ダイエー等にも、募金箱が設置されているようです
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by biker-vet | 2010-05-23 08:54 | 獣医師 | Comments(0)

口蹄疫 宮崎の現状 

川南の酪農家、ムッチーさんのご友人の日記の転載です
養豚場での殺処分の様子が書かれています
現場はまさに戦場…

その場にいなければならない農家の人、
手を下さなければならない獣医師、県職員…
頭で仕方ないことだと理解しようとしても受け入れがたいでしょう

つらい内容ですが、これが、いま宮崎で実際に行われていることなんですよね、
毎日…

******************


(以前転載させていただいたのは殺処分の様子だけですが 
前の話から繋げてまとめてあるものに変更させていただきました)



「殺処分」と簡単に言うけど・・・


 5月9日、とある養豚農場で働く友人に会うことができ話を伺うことが出来た。
(もちろん、お互いに防疫対策を施したうえでだ)

口蹄疫感染の疑いが出て全頭処分が決定した農場である


彼は本当に豚さん達と真剣に向き合って肥育していて、口蹄疫問題が起きる前までは、いつも面白おかしく豚舎での話を聞かせてくれていた。




ちょっと巻き毛の母豚がいてな…俺には懐いてくれちょっちゃけどよ。

一度マジ切れしてさ、思いっきり拳で殴ったら、自分の手は怪我したのに母豚は平然としやがってよ「ちくしょーー!(笑)」

ただ、こいつがさ、なかなか上手に水を飲めないやつでな、いっつも俺が飲ましてやっててさ、時々、俺のひざに頭をのっけて休むんよ(笑)200kgもある母豚やかい、頭だけでも重いっつどぉ(笑)。


ただなぁ、こいつになかなか子供が授からんでなぁ、何度も仕込ませてみたんやけど…
なんでかこいつだけ子供ができんかったっちゃわぁ。


「お前どうしたっかぁ。ごめんなぁ俺が悪いんかもなぁ。女の幸せをあじあわせてやれんなぁ。子供産んでみたいやろう。次こそ頑張ろうなぁ。」言って、首に抱きついてあげたりしてたんだわ


でもよ!

先月ついに受胎したことが分かってな。「やったーやったー!よう頑張った!!!やっとお前も赤ちゃんが産めるな(^^)」って喜んでその母豚カードにでっかく「成功」!って書いたばっかりやったのによ



・・・・もう殺さにゃいかんとよ。


自分の赤ちゃんを産ませてあげられんやないかい!!


どうすっとかい! 



・・・・ごめんなぁ。言うしかなかった



せめて今だけは、腹いっぱいエサ食えよ。って大量に準備してあげてるっちゃが。



感染した子豚たちの蹄からは出血が始まり、上手に歩けなくなってビービー泣いている
母豚は乳首のところがただれ始めて真っ赤になって血を流しているのもいる。それでもむしゃむしゃエサ食うやつは食うんよ。

また、明日そいつらの所に行って、声かけてあげにゃいかんちゃろうけどよ。どんな顔して、なんて声かければいいっかえ!」





と、語ってくれた。


数千頭の豚を養っているこの農場では、この時はまだ埋め立て地が決まらず殺処分はされていなかった。



そういや、彼が私に語りはじめた時、最初に言った言葉は「あ~・・・終わった。肩の力が抜けて楽になれた気がするよ・・・」だった。
どんだけ気を張り詰めた生活を送ってきたんだろう


防疫のための消毒活動を徹底的にやっていた彼。
自分の車の中まで消毒液を振りまいていた彼。
毎日毎日石灰を道路に撒いていた彼。。。

必死に目に見えない時と戦い、守ろうとしてきた家族を失う彼。


「やれるだけやって出てしまったもんは仕方ない。はっきりしたことは、来月から俺は職を失うってことだ。ただ、急いで処分をしないと、他の農場に迷惑かけちゃうな。」


お腹に赤ちゃんを宿した母豚にすがり泣く彼のことを思うといたたまれないのですが、その感染を確認した豚舎では日に日に症状を示す豚が増えてきて、エサが食べられなくなったり、亡くなったりしてきて、豚舎内が消石灰をかけられた死体置き場へと変わっていき、腐敗していく。


5月6日に口蹄疫感染疑いが発表された養豚場。その時点で全頭処分が決定していたわけですが、埋設処理が始まったのは・・・5月14日です。すでに8日が過ぎています。ここまでの数日間、彼はどんな光景を見てきたのだろうか。どんな思いで、豚舎を見て回っていたのだろう。。。



殺処分の様子は、本当に地獄絵図のようだった。


獣医さん達が来て、一頭一頭、注射で眠らせてその後に、さらに注射で安楽死させると思っていた。

この養豚農場には、人間よりも大きな母豚が数百頭、青年豚がさらに多く、子豚が数千頭

口蹄疫の症状の出ていないまだ元気な豚もたくさん居る





「何十人と獣医師が来たけどよ。かき集められた経験の浅い獣医師たちは、母豚を怖がってまともに注射も打てんちゃが

急所は首筋の血管なのによ、柵の外から身を乗り出して、お尻に打とうとするわ、バカじゃねーか!豚だって生きちょっし痛いから、ひょいとお尻を動かして逃げるわな。

しょうがねーかいよ、俺が柵に入って豚の首をガシって押さえつけてやる始末。
危険やっちゃけど仕方ないわ


首筋に注射を打つやり方を教えたっちゃけど、ダメじゃわ・・・

もう、豚の首は、突き刺した注射のあとだらけ、痛々しいわ。豚はギャーギャー暴れるわ


ちくしょーーちくしょーーー!もっと安らかに死なせてやってくれよ。

獣医師の免許をもっちょる奴しか、殺したらいかんかいよ。手がだせん・・・

かわいそうでよ


もちろん、ベテランの奴は上手いし、早くてよ関心するんよ。


でもな、みんな目に涙を浮かべながらも作業してくれてるし、手を合わせてくれる人もいる。


命を救うための獣医師がよ。
今まで、命を助けるために、動物に声をかけ、一生懸命働いてきた獣医師がよ・・・

この注射を打ったら、こいつが死ぬって分かりながら、注射を打ちこむんよ。
そりゃあ、人としてつらいし、心が痛いわなぁ。歯を食いしばるしかないのかよ!



俺はさ、もともと出荷のための豚なら、なんとかあきらめがつくんよ。出荷だと思えばいいちゃかい。

でも、母豚はよ。俺がこの農場に努めだしてからずっと面倒見てきたっと、性格もよく分かる。顔見りゃ名前も、出産した回数も、病気した時、エサを腹いっぱい食って喜んだ時。悪ん坊や、甘えん坊、気性の荒い奴、優しい奴、み~んな分かる。共に生活してきた家族やっちゃかい。


口蹄疫に感染してしまって痛々しい症状が出てる奴は、鼻や口の水疱が破けて痛いもんやからエサが食えんなっちょる。それでも腹はへるかい、えさを探すわな。豚は鼻が命じゃ。人間で言う手のようなもんで物を探るのは鼻で探るんよ。

痛いやろうに・・・

まともにエサが食えんかい。俺が手で食べさせてやってた。

鼻も口元も、蹄も乳首も痛々しいのに、俺を見つめる目はやさしくてよ。なんだか、向こうがごめんよ~言ってるみたいや。ありがとう言ってるのかなぁ


注射打たれる姿に耐えられんで離れたところから見てたら、獣医師の腕をふりほどいて、こっちに走ってくっとよ。

ひずめが炎症起こして血を流してるもんは、痛いから立ち上がれんでずっと横になってギャーギャー言ってる。でも、立ち上がらせて殺処分するところまで連れて行かんと、重いかいよ。まず鎮痛剤打つっちゃわ。

したら、痛みが取れるもんじゃかい。ひょいっと立ち上がる。でも蹄からも血が出て、腐りよっかい


蹄が取れていくとど・・・赤くなった蹄だけが地面に転がってるんやど・・・

それでも、蹄が無くなった足で、俺の所に駆け寄ってくる


はやくなんとかしちゃれよーーーー!



ある程度の大きさの奴は、電気で殺すっちゃわぁ

でっかい火ばさみみたいな物で、まず頭を挟んでな、スイッチを入れると高圧電流が流れ、失神する。
そしてそのあとに、胸の所を挟んで、心臓に電流を流すとガタガタガタとしびれて心臓を止めて殺すとど・・・かわいそうやんけ。

さっきまで、元気で、震えて泣きよったやつが。突然静かに死体となるんよ。


たださ、時々、その動かなくなった豚を運んでたり、穴の中に落とした時に、生き返って動き出すやつがおるんよ。気絶してただけなんやろうな。哀れでなぁ、また殺さにゃいかん・・・。




まだまだ元気な奴らはさ、どんどん穴ん中に落としていく、みんなで板を使って追いやって穴に落としていく。

一番下に落とされた豚たちは、熱と重さで圧死ししていくけどよ。後から後から落とされた豚は、どんどんジャンプして穴から必死に飛び出ようとするんよ。

その生きようとする動物の必死さにまた泣けてくっちゃがぁ


その上からブルーシートをかぶせてよ、コンパネの板を上において、飛び出してこんように、俺たち人間が上に乗るっちゃわぁ・・・

それでん、下から・・ドンっ!ドンっ!て必死にぶつかってくっとよ。


ブルーシートの隙間からホースを入れて、中にガスを流し込むんよ・・・

すると、だんだん静かになってきてよ、しばらくするとシーンとなるんよ

ちくしょーーーーーーー!



作業員達があちこちで、殺処分をしていってる
地獄を描いてる絵があるわぁ。鬼が人間をいたぶっている絵よ。あのまんまって感じ


豚舎の中が、ギャーギャーって今まで聞いた事もないような泣き声があちこちから聞こえるかいよ。

赤ちゃん子豚が不安な様子でジッとしちょっちゃわ。


病気に感染した奴は、蹄から血を流して痛いし、おっぱいが飲めんかい
コロっコロっ死んでいく。


それでも、豚舎が違ってたりで感染していない元気な奴もいっぱいおる。


敷地が一緒やかいて、経営者が一緒だってだけで


殺さにゃいかんとか・・・

本当に、この子達も殺さにゃいかんとか!


・・・


周りの異常な雰囲気を感じちょっちゃろうね

ひょいっと両手で掴み上げるわ

すると、身体をグッと堅くして、不安げに身体をブルブル震えてるのが手のひらから伝わってくるとよ。


ごめんなぁ、ごめんなぁ。俺が泣き出してよぉ

その身体に注射針が刺されて、静かに、ぐったりと手の中で重みだけを感じる物体になる
さっきまで硬かった子豚の力が抜けて、何の力も入らない柔らかい物になるんよ。


もうどんだけの涙が流れ出たかわからん


あと、残ってた豚舎は、ウィンドレスの豚舎じゃかい・・・


せめて、安らかにと思うてかいよ

帰ってくる時・・・空気を送り込むファンのスイッチを切ってきた。




家に帰ってよ。風呂に入ってよ。飯はよう食わんかい。焼酎飲みながらテレビをみてるとよ


俺・・・いつのまにかボロボロボロ泣いてるっちゃわ


今頃、眠るように死んでってるんだろうなぁ・・・・。


お前よ。豚は言葉がしゃべれんけんどよ。もしもよ、お前の子供をよ、「なんで?」って言われながらよ。国からの指示やかい言うて・・・大好きなのに・・・手の中で殺せるか。」





まだ、口蹄疫の感染拡大は収まらない

今もまだ、毎日毎日、牛や豚が殺処分されていく

そして全ての農家で、こんな味わいたくもない体験を味わってる

なぜ、農場主や従業員が、中に入って一緒に処分しないといけないのか


せめて、優秀な獣医師や、テキパキ動ける自衛隊員をもっともっと送り込んでくれよ!



地獄絵図と書いたが、中にいたのは鬼なんかじゃなく、愛情に溢れた人々でした。

全国にはたくさんの農家がある。

あまり消費者の目に届くことはないところで、私たちが安心して安全なものを食べていけるよう。精魂込めて接してきている人達がいる。私たちは彼らなしには美味しいものを食べることが出来ないのです。

農家の方々の愛情をいただいて生かされているようなもんなんですよね。


こんな時だからこそ、いつもより町内で買い物します。
こんな時だからこそ、宮崎産という文字が愛おしいです。
是非、みなさんも自分の地元で地産地消を心がけていただきたいものです。




発生から今日で1ヶ月が過ぎました。

そして、今、131軒、11万8164頭の生き物の殺処分が言い渡されました。


これ以上の被害農家を出さないためにも、今、元気で生きている牛や豚の為にも

自分自身の意識を高くして、「徹底消毒」にご協力ください!!!



※私が伝えたい事は、現場の悲惨さはありますが、今まで家畜と共に生活してきた農家の方々の愛情を知って欲しいと思い、彼の言葉で書く事にしました。
決して、政府批判でもなく、対応の悪さについて言及するものではありません
転載されるのは構いませんが、間違った方向にもっていかず
私たちと同じく、何気ない生活を楽しんできた農家の方々の愛情をお伝えくださいませ




【募金・支援金案内】
上記のムッチーさんが募金活動も行っております。
ご協力できる方がいらっしゃったら是非お願いします。
[郵便局]
川南町のムッチー牧場
口蹄疫災害見舞金を募る会
(記号)17310
(番号)3609971
カワミナミチョウノムッチーボクジョウコウテイエキサイガイ
ミマイキンヲツノルカイ
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by biker-vet | 2010-05-19 20:28 | 獣医師 | Comments(5)


ファルコナー(鷹匠)歴約9年。ハヤブサのトレーニング、病気&健康管理のことなどを徒然なるままに。STOOPERのオーダーメイドグローブ・フードも紹介しています。http://www.stooper.jp


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